メルカリAPIとは、メルカリShopsの商品・在庫・注文などを外部システムから管理するためのGraphQL APIです。普通の個人ユーザーがメルカリ全体の商品を検索するための公式公開APIではありません。「Personal API Access Token」という名称も、個人向けAPIを意味するものではなく、契約済みショップを識別する認証情報です。
個人が商品検索や価格調査をしたい場合は、まずメルカリ公式の検索・検索条件保存機能を使うのが基本です。法人または個人事業主が自分のショップ業務を自動化する場合はメルカリShops API、許可されたWebデータを表形式で整理したい場合はスクレイピングツールというように、目的と利用権限から方法を選びます。
本記事では、メルカリAPIを個人で使えるかどうかと、事業者向けAPIを分けて説明すると同時に、専門的なスクレイピングツールでメルカリデータを抽出する方法についても詳しく紹介します。
| 目的 | 第一候補 | 結論 |
|---|---|---|
| 個人が商品を探す・新着を知る | 公式検索・検索条件保存 | 一般向け商品検索APIは公開されていない |
| 自分のショップ商品・在庫・注文を管理 | メルカリShops API | 契約・権限・固定IPなどの条件を確認 |
| 自社システムからPythonで連携 | メルカリShops API | GraphQLを自社実装する |
| 許可を得た公開ページを表形式に整理 | ノーコードまたは自作処理 | 対象サイトの規約と利用目的を個別確認 |
メルカリAPIは個人でも使える?
結論として、通常のメルカリアカウントを持つ個人が、全出品をキーワード検索して取得できる公式APIは確認できません。現在公開されているのは主にメルカリShopsの運営業務を自動化するAPIです。
したがって、メルカリAPIを個人が試す目的が「市場にある商品を横断検索すること」であれば、メルカリShops APIを設定しても解決しません。ショップ運営者が自分の業務データを連携する場合に初めて候補になります。
普通の個人ユーザー向け商品検索APIはある?
普通の購入者・個人出品者向けには、アプリやWebサイトの検索機能が提供されています。検索条件を保存すると、条件に合う新着商品の通知も受け取れます。しかし、外部プログラムからメルカリ全体の商品を検索するための一般公開された開発者APIとは異なります。
個人事業主なら利用できる?
メルカリShopsは法人と個人事業主向けのサービスです。ただし、ショップを開設すれば無条件でPublic APIを自由に利用できるという意味ではありません。API利用契約、権限、許可IP、アクセストークンなど、メルカリ側が定める条件を満たす必要があります。
Personal API Access Tokenは個人用?
いいえ。公式ドキュメントのPersonal API Access Tokenは、どのショップがリクエストしたかを識別する店別トークンです。「Personal」という単語だけを見て、普通の個人ユーザー向けAPIキーだと判断しないよう注意してください。
メルカリShops APIでできること・できないこと
メルカリShops APIは、ショップ運営のバックオフィス処理を自動化するGraphQL APIです。自社の在庫管理システムや受注管理システムとの連携に向いています。
| できること | できない・目的が異なること |
|---|---|
| 自ショップの商品登録・更新・削除・参照 | メルカリ全出品の商品検索 |
| SKU・在庫の登録、更新、参照 | 他の個人出品者の商品を一括取得 |
| 注文、キャンセル、配送関連処理 | 自由な市場価格データベースの作成 |
| Webhookによるイベント受信 | 非公開情報や個人情報へのアクセス |
| 問い合わせの取得・返信・状態管理 | アプリの検索結果をそのまま外部配信 |
メルカリAPIで商品検索できる?
自ショップの商品は商品IDやSKUなど、公式スキーマが提供する条件で照会できます。一方、「スニーカー」「カメラ」のようなキーワードで通常のメルカリ全体から他者の商品を取得する公開商品検索APIではありません。検索URLのパラメータやブラウザ内部通信も、公式に外部開発者へ提供されたAPIとは区別する必要があります。
メルカリAPIの料金はいくら?
公式リファレンスでは、APIリクエスト単位の従量料金表は確認できません。ただし、これを「誰でも完全無料」と表現するのは不正確です。API利用契約、メルカリShopsの販売手数料、外部の在庫・受注管理サービス料金は分けて確認してください。
メルカリAPIを個人事業主が検討する場合も同様です。API単体の料金だけではなく、ショップ運営と連携システムを含めた総コストで判断します。
| 費用・制限 | 確認結果 |
|---|---|
| APIのリクエスト料金 | 公開リファレンスに個別の従量料金表は見当たらない |
| ショップ運営費用 | 販売手数料などをメルカリShops公式案内で別途確認 |
| 外部連携サービス | サービス提供会社の月額・従量料金が発生する場合がある |
| Rate Limit | ショップ単位で1時間あたり10,000ポイント |
| 1リクエストのクエリコスト | 最大2,000 |
料金とRate Limitは改定される可能性があります。導入判断時には公式ドキュメント、利用契約、連携先の見積もりを同じ日付で確認します。
メルカリShops APIを設定する方法
メルカリShops APIを使うには、契約とネットワーク設定を先に整えます。アクセストークンだけを用意しても、未申請IPからのリクエストは404になる場合があります。
- メルカリShopsの契約・API利用資格を確認する
- Sandboxと本番環境で利用する日本国内の固定IPを申請する
- ショップ管理画面でAPIアクセストークンを発行する
- 契約時に案内されたAPI_CLIENT_NAMEでUser-Agentを設定する
- Sandbox用と本番用のトークンを分離する
- 環境変数またはシークレット管理サービスへ保存する
- 小さなQueryで認証と権限を確認してから更新処理を実装する
トークンをソースコード、共有スプレッドシート、公開Gitリポジトリへ直接書かないでください。また、APIには正しいUser-Agentが必要です。権限を最小限にし、漏えい時に無効化・再発行できる運用を決めます。
メルカリAPIをPythonで利用する方法
メルカリは公式のPython SDKや言語別サンプルライブラリを提供していないため、GraphQLリクエストを自社で実装します。以下は、契約済みショップが自分のショップ情報を照会する最小構成です。
Python実装で確認すべきポイントは?
- HTTP 200でもGraphQLのerrors配列を確認する
- 接続と読み取りを確認してからMutationを実装する
- Connection形式の一覧はendCursorとhasNextPageでページングする
- 429や一時エラーには上限付きの待機・再試行を設ける
- 商品更新前に最新版を再取得し、競合更新を考慮する
- Webhookは署名・重複・再送を考慮して冪等に処理する
非公式ライブラリを使う場合は、内部仕様の変更で突然動かなくなる可能性、保守状況、認証情報の扱いを確認します。「Pythonで呼べる」ことと「メルカリが外部利用を許諾した公式APIである」ことは同義ではありません。
メルカリAPIを個人がPythonから利用したいという検索需要の中には、公式Shops APIと非公式の商品取得コードが混在しています。コードを実行する前に、対象APIの提供者、許諾範囲、取得対象を確認してください。
メルカリAPIのデメリットは?
- 普通の個人が全商品を検索する用途には対応しない
- API契約、固定IP、認証、権限設定が必要
- GraphQL、ページング、エラー処理の開発工数がかかる
- 公式Python SDKやサンプルプログラムがない
- APIで取得できるのは公式スキーマの範囲に限られる
- 仕様変更や廃止予定機能への移行が必要
一方、正式なシステム連携ではAPIの構造化データ、認証、Webhook、変更履歴が大きな利点です。目的を満たす公式APIがあるのに、無理にWebページから取得する必要はありません。
メルカリの商品データを取得する代替方法は?
一般の商品検索APIがない場合でも、目的によって代替方法は異なります。個人の購入目的なら公式検索、ショップ運営なら公式API、許諾を得た市場調査なら自作処理やデータ収集ツールを比較します。
メルカリスクレイピングを検討する場合も、「公開表示されているから自由に取得できる」とは判断できません。技術方式より先に、規約、権利、アクセス頻度、取得後の用途を確認します。
| 方法 | データ範囲 | 継続監視 | 出力・利用 | 向いている人 | 主な制限 |
|---|---|---|---|---|---|
| メルカリ公式検索 | 画面上の商品検索 | 検索条件保存・通知 | アプリ/Webで閲覧 | 個人購入者 | 外部データ出力APIではない |
| メルカリShops API | 自ショップの商品・在庫・注文 | Webhook・自社実装 | GraphQLで社内システムへ連携 | 契約済みショップ | 全商品検索ではない |
| Python自作 | 権限と実装範囲による | サーバー等を自社構築 | 自由に加工可能 | 開発・法務体制のある組織 | 保守と利用条件の確認が必要 |
| 第三者Scraping API | 提供会社のデータ項目 | API・Webhook等 | JSON・CSV等 | API統合を優先する開発者 | 公式APIではなく、料金と適法性を個別確認 |
| Octoparse | 許可された公開ページの指定項目 | 対応プランでスケジュール実行 | CSV・Excel・JSON等 | ノーコードで検証したい担当者 | 対象サイトの規約・権利確認が必要 |
Octoparseでメルカリデータを取得する
メルカリAPIを使いたい」という方でも、実際の目的が商品名・価格・URL・商品状態などを一覧で取得し、価格調査や商品リサーチに活用することであれば、必ずしもAPIにこだわる必要はありません。
メルカリShops APIは、自ショップの商品・在庫・注文管理には便利ですが、一般のメルカリ商品を検索して市場調査するためのAPIではありません。また、利用には契約条件の確認や固定IP、アクセストークン、GraphQLの実装などが必要です。
こうした場合の選択肢の一つが、ノーコードWebスクレイピングツールのOctoparseです。
Octoparseにはメルカリ向けの専用テンプレートが用意されており、「キーワードから商品一覧を取得したい」「商品URLから詳細情報をまとめたい」といった目的に合わせてテンプレートを選択できます。URLや検索条件を入力して実行するだけなので、一からPythonコードやスクレイピングフローを作成する必要はありません。
商品名・価格・URL・カテゴリー・商品状態・画像などの情報をまとめて取得し、CSVやExcelなどへ整理できるため、中古相場の調査、競合商品の比較、価格分析、商品リサーチといった用途にも活用できます。
また、定期的に価格や出品状況を確認したい場合は、対応プランのクラウド実行やスケジュール収集を利用できます。PCを常時起動しておく必要がなく、毎回同じ検索と転記作業を繰り返す手間を減らせます。
さらにOctoparseはMCPにも対応しています。ChatGPTやClaudeなどのAIから、
「メルカリで中古iPhoneの商品データを取得して、価格帯ごとに整理して」といった自然言語で指示し、データ収集 → 整理 → 比較 → 要約・分析までを一つのワークフローにつなげることもできます。
社内システムや既存の業務フローと連携したい場合はOctoparse OpenAPIも利用できるため、まずはノーコードで収集を始め、必要に応じてAIやAPIを使った自動化へ拡張できます。
ただし、Octoparseは対象データの利用許諾を与えるサービスではありません。メルカリの利用規約や権利、アクセス方法、取得後の利用目的を確認したうえで利用してください。
Octoparseのメルカリテンプレートはどう使う?
Octoparseにはメルカリ 向けの専門テンプレートがあります。商品URLを入力し、商品名、価格、在庫状況、カテゴリー、状態、配送、画像、説明などを同じ列へ整理する設計です。
https://www.octoparse.jp/template/mercari-url-based-product-listing-scraper
https://www.octoparse.jp/template/mercari-keyword-product-listings-scraper
https://www.octoparse.jp/template/mercari-product-detail-URL-scraper-cloud
テンプレートの基本的な流れ

Step1:Octoparseへ登録・ログインする
Octoparseのアカウントを作成し、デスクトップアプリへログインします。Freeプランから始める場合、クレジットカードなしで基本的なローカル抽出を試せます。
Step2:「メリカル」でテンプレートを検索する
ホーム画面のテンプレート検索欄へ「メルカリ」と入力します。目的に合わせるテンプレートを選択します。

Step3:対象URLや検索条件を入力する
選択したテンプレートの入力欄へ、各フィールドを入力します。

Step4:「実行」を押し、収集方法を選ぶ
入力内容を確認して「実行」をクリックします。ローカル収集に対応するタスクなら自分のPCで実行でき、少量の検証に向きます。クラウド収集に対応するテンプレートでは、Octoparseのサーバー上で処理でき、PCを閉じても大規模収集や定期実行を続けられます。
Step5:結果を検証してCSV・Excelへ出力する
取得したデータを確認し、問題がなければデータをエクスポートできます。


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Google Maps・食べログ・iタウンページ向けテンプレートで、リード獲得をすぐに開始
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MCP対応でAIエージェントと連携。収集データをAIに渡して分析・活用まで一気通貫
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メルカリの商品データを扱う際の注意点
Webスクレイピングという技術が一律に違法というわけではありませんが、対象サービスの利用規約、著作権、個人情報、アクセス方法、取得後の利用によって判断が変わります。メルカリの商品データを扱う場合は、少なくとも次の点を確認します。
- 最新の利用規約と関連ガイド
- 自動取得に対する技術的・契約上の制限
- 出品者プロフィール、コメントなど個人に関する情報
- 商品画像・説明文の著作権と再利用範囲
- サーバー負荷を避ける頻度・件数・停止条件
- AI学習、外部公開、販売など二次利用の可否
robots.txtに許可の記載がないことは、自動取得や二次利用の許諾を意味しません。判断が難しい商用・大規模案件では、実行前にメルカリへの確認や法務・専門家への相談を行ってください。本記事は一般的な技術情報であり、個別案件への法的助言ではありません。
メルカリAPIに関するよくある質問
質問1:メルカリAPIは個人でも利用できますか?
普通の個人ユーザー向けに、全商品を検索できる公式公開APIは確認できません。メルカリShops APIは契約済みショップ向けで、法人や個人事業主などが利用条件を確認して導入します。
質問2:AIでメルカリのデータをスクレイピングできるのか?
はい、可能です。たとえばOctoparseのMCP機能を使えば、ChatGPTやClaudeなどのAIと接続し、自然言語で指示するだけでメルカリの商品データ収集を実行できます。
たとえば「メルカリで特定キーワードの商品を取得して、商品名・価格・URLを一覧化して」とAIに指示すると、Octoparse側でデータ収集を行い、その後AIで価格比較、重複整理、要約、分析まで続けることができます。メルカリ向けの専用テンプレートも利用できるため、PythonコードやAPI設定を一から用意する必要がありません。
そのため、AI単体でWebページを読むというより、AI+Octoparseを組み合わせて、収集から分析までを一連のワークフローとして実行する使い方が実用的です。
質問3:メルカリAPIで商品検索できますか?
メルカリShops APIで自ショップの商品を照会できますが、一般のメルカリ全体から他者の商品をキーワード検索する公式公開APIではありません。
質問4:メルカリAPIをPythonから利用できますか?
利用条件を満たすショップは、PythonのrequestsなどからGraphQL APIへ接続できます。公式Python SDKはないため、認証、Query、ページング、エラー処理を自社で実装します。
質問5:非公式のメルカリAPIを使っても問題ありませんか?
非公式APIやライブラリはメルカリの公開開発者APIではありません。利用規約、データの取得元、認証情報、保守状況、料金、二次利用条件を確認し、公式APIと混同しないでください。
質問6:Octoparseならメルカリの商品を自由に取得できますか?
いいえ。Octoparse(オクトパース・オクトパス)はデータ抽出を設定するツールであり、対象データの利用許諾を与えるサービスではありません。対象ページ、取得方法、利用目的について規約と権利を確認し、制限の回避を前提にしないでください。
まとめ
この記事では、メルカリAPIは個人でも使えるかとその代替ツールについて詳しく紹介しました。メルカリAPIを個人で使いたいと考えたとき、最初に確認すべきなのはAPIキーの取得方法ではなく、目的に合う公式APIが存在するかです。一般の商品検索向け公式APIは確認できず、メルカリShops APIは契約済みショップの商品・在庫・注文管理を主目的としています。
つまり、メルカリAPIを個人が利用できるかという問いへの答えは、「普通の個人向け商品検索APIはない。個人事業主としてショップを運営し、所定の条件を満たす場合はShops APIを検討できる」です。
個人が商品を探すなら公式検索と検索条件保存、ショップ業務を自動化するなら公式API、許可されたWebデータをノーコードで整理するならOctoparseというように使い分けます。API、Python、スクレイピングのどれを選ぶ場合も、取得できるかだけでなく、取得してよいか、何に利用してよいかまで確認することが継続運用の前提です。
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