こんなお悩みはありませんか?
- 「スタートアップを始めたいと思いますが、プログラミングを学んでいる時間がない…」
- 「新サービスを思いついたので、自動化させていきたいが、会社のエンジニアは時間がない…」
- 「Web上の情報を収集する時、手作業すると効率が悪いから、専用のアプリ・ツールが欲しい…」
昔は、複雑なアプリケーションを構築するために、莫大なコスト、複数の開発者、膨大な開発時間を必要です。正直と言うと、プログラミングを学ぶのは大変です。
現在、プログラミングを学ばなくても、素晴らしいWebホームページ、アプリケーションや自動化ツールなどを開発することができます。
したがって、ノーコード(NoCode)はインターネットの未来です。ノーコードアプリ・ツールを開発したスタートアップが急成長しています。巨大テック(Google・Amazon・Microsoftなど)企業も続々ノーコードに参入しました。
出典:https://no-coders-japan.org/nocode-chaosmap-2
業務自動化をワークフローで簡単に構築したり、ビジネスプロセスを改善したり、オペレーションや成長を支援するために必要なあらゆることもできます。
昔は多くのWebページやアプリケーションのデザインと開発は、コードを動作させるために昼夜を問わず働かなければならない開発者に依存していました。2022年に、コーディングなしで、誰でも様々な機能を開発することができるという「ノーコードツール」がいっぱい登場されています。業務自動化、Webサイトの作成やアプリの開発など、難しいことでもノーコードツールがあれば、簡単に実現できます。
そもそも、ノーコードとは何でしょうか?本記事ではノーコードの特徴と、ノーコードツールを厳選して紹介していきます。是非参考にしてみてください!
ノーコードとは?
ノーコードとは、プログラミング知識がなくても、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を使用してアプリ開発や自動化プロセスを行える技術のことです。実際には「コードがない」わけではなく、あらかじめコーディングされたツールを利用することで、ユーザーは簡単な操作(クリック、スクロール、ドラッグ&ドロップ)で開発が可能になります。この技術により、アプリ開発がより身近で手軽なものとなっています。
例えば、ノーコードを用いることで、次のような開発を効率的に行なえます。
- カスタマイズ可能なビジネスアプリケーション:顧客管理、在庫管理、プロジェクト管理など。
- 動的なウェブサイトやランディングページ:コーポレートサイト、ECサイト、マッチングプラットフォームなど
- データベース管理システム:顧客データや販売記録の追跡。
- ワークフローやタスク自動化ツール:メールの自動送信、フォーム応答の自動処理。
- 業務アプリケーション:イベント案内、予約システムなど。
これらは基本的な例であり、ツールの機能とユーザーの創造性によって、さらに多様なアプリケーションやシステムが開発可能です。
ノーコードとローコードの違いとは?
ノーコードツールは、プログラミング知識が不要で、直感的なGUIによりアプリ開発を可能にします。主に非エンジニアを対象としており、コーディングの必要がなく、使いやすさと迅速な開発に焦点を当てています。
一方、ローコードツールは、開発者向けであり、基本的なプログラミングの知識が必要です。これらのツールは、より柔軟な開発と高度なカスタマイズを提供し、より複雑なソフトウェアソリューションの構築を可能にします。ローコードは開発プロセスを高速化するためにコーディングを統合しています。
簡単にいえば、ノーコードは使いやすさを重視しており、ローコードは柔軟性と高度なカスタマイズを重視しています。ノーコードは一般的なビジネスニーズに対応し、ローコードはより特定の技術的要件を持つプロジェクトに適しています。
ノーコードツールとは
ノーコードツールは、プログラミング知識がなくても、ウェブサイト、アプリケーション、オートメーションの開発が可能なソフトウェアツールです。これらはドラッグ&ドロップで機能を実装できるインターフェースや視覚的なエディターを用いて、ユーザーがコードを書かずともソフトウェアを開発できるサービスです。
したがって、プログラミング技術を持たない非技術者でも技術的な課題を解決し、新しいプロジェクトの立案や日常業務の改善を図ることができます。
ノーコードツールを導入するメリット
ノーコードツールの導入は、多くのビジネスやプロジェクトにおいて、技術的なハードルを低減し、効率と生産性を高める大きなメリットをもたらします。具体的なメリットは次の通りです。
メリット | 説明 |
開発スピードの向上 | コーディングが不要なため、開発プロセスが迅速化し、アイデアからプロトタイプ、そして製品までの時間が短縮されます。 |
コスト削減 | 高度なプログラミングスキルが必要ないため、開発コストが削減され、特にスタートアップや中小企業に有利です。 |
ユーザーフレンドリー | インターフェースが直感的で、非技術者でも容易に使用できます。これにより、チーム全体がプロジェクトに参加しやすくなります。 |
柔軟性と拡張性 | 多くのノーコードツールはカスタマイズ可能で、ビジネスの成長や変化に合わせて調整が可能です。 |
イノベーションの促進 | 技術的な制約が少ないため、創造的なアイデアをより自由に探求でき、新しいソリューションの開発に繋がります。 |
ノーコードツールを導入する際の注意点
ノーコードツールの導入には多くのメリットがありますが、一方でいくつか注意点があることも念頭に置く必要があります。これらの注意点を理解し、対策を講じることで、ノーコードツールの導入がより効果的かつ安全に行えるでしょう。
ノーコードツール導入時に考慮すべき主なポイントとしては、次の通りです。
注意点 | 説明 |
セキュリティとプライバシー | ノーコードツールは外部サービスに依存することが多く、データのセキュリティとプライバシーを確保するための対策が必要です。 |
カスタマイズの制限 | 汎用的な機能に限定されることがあり、特定のビジネスニーズに合わせた細かいカスタマイズが難しい場合があります。 |
長期的な依存性 | 特定のツールに長期的に依存することで、将来的にシステムを変更する際のコストや手間が増加する可能性があります。 |
スケーラビリティの問題 | 一部のノーコードツールは大規模なプロジェクトや高いトラフィックに対応できない場合があり、事業の成長に伴いスケーラビリティが問題となることがあります。 |
サポートとコミュニティ | ツールによっては十分なサポートや活発な開発者コミュニティがない場合があり、問題解決や学習リソースの不足が起こる可能性があります。 |
Webサイト作成ノーコード(NoCode)ツール
1. Webflow
Webflowは、「レスポンシブWebサイトをデザインして立ち上げることができる」というWebサイト構築プラットフォームです。多くのWebサイトビルダーでは、ある程度のカスタマイズが可能ですが、Webflowでは、クリックしてスクロールするだけでWebサイトを構築することができます。
さらに、カスタマイズ性にも優れています。ゼロからスタートして、自分の好きなようにフルレスポンシブ(スマホ、タブレット、PCのどの端末でも最適な画面表示)なWebサイトを構築することも可能ですし、手っ取り早く済ませたい場合はテンプレートを使うこともできます。
ー料金表ー
STARTER:無料
BASIC:$14/月
CMS:$23/月
BUSINESS:$39/月
ENTERPRISE:要問い合わせ
2. Carrd
Webflowより早く、より簡単な方法でWebサイト構築するならCarrdがおすすめです。よりシンプルなWebサイトを構築するための完璧なノーコードツールです。Carrdは他のツールと同じようにパワフルですが、方向が違いますのでご注意ください。
Carrdは、テンプレートを使って、あるいはゼロからカスタマイズできる1ページのWebサイトを構築するために設計されています。そのシンプルさとリーズナブルな利用料金も魅力です。
ー料金表ー
※無料プランで始められます。(3つのWebサイトまで)
Pro:$19/年
3. ペライチ
ペライチは「シンプルで直感的なランディングページ」を作成できる国産のノーコードツールです。ドラッグ&ドロップ操作で簡単に美しいランディングページやホームページを作成できることが特徴です。
プログラミング知識は不要で、多彩なデザインテンプレートを活用することで、個人事業主から中小企業まで、様々なニーズに応じたページを迅速に作成できます。ユーザーフレンドリーなインターフェースと、SEO対策機能も充実しています。
ー料金表ー
フリープラン:無料
ライトプラン:1,450円/月(税込)
レギュラープラン:2,950円/月(税込)
ビジネスプラン:3,940円/月(税込)
プロフェッショナルプラン:6,910円/月(税込)
4. STUDIO
STUDIOは「デザインとコーディングの一体化」を実現するノーコードツールです。ウェブサイトやランディングページを視覚的にデザインしながら同時にコーディングも行うことが可能です。
ドラッグ&ドロップの操作で直感的にデザインを行え、コーディングの知識がなくてもプロフェッショナルなウェブサイトを作成できます。レスポンシブデザインが可能で、全デバイスで最適な表示を実現。デザインの自由度が高く、細かいカスタマイズも容易にできるのが特徴です。
ー料金表ー
Free:基本機能無料
Starter:980円/月(税込)
CMS:2,480円/月(税込)
Business:4,980円/月(税込)
Webアプリ開発ノーコード(NoCode)ツール
1. Bubble
Webアプリケーションを構築する必要があるなら、Bubbleは最適です。
Bubbleは、アプリ全体をプロトタイプ化し、数時間で構築して立ち上げて、効率的にビジネス成長を拡大する機会を与えてくれます。内部ツールも備え、機能性と使いやすさを同時に実現しています。
しかし、筆者がこの製品に惚れ込んだのは、クリックによる操作やUIコンポーネントの配置だけでWebアプリが作れることです。Webアプリがこんなに簡単に作れるとは思いませんでした。
ー料金表ー
Free:無料
Starter:$32/月
Growth:$134/月
Team:$399/月
Enterprise:要問い合わせ
2. Glide
Glideは「高速でアプリが作れる」という点が一番特徴的です。
Glideとは、Googleのスプレッドシートを「データベース」として利用し、Webアプリが作れるノーコードツールです。アプリのデザインも最初からテンプレートが用意されていて、テンプレートを使ってもいいし、要望に応じてデザインをカスタマイズすることもできます。
ー料金表ー
Free:無料
Starter:$25/月
Pro:$99/月
Business:$249
3. Yappli
Yappliは、iOSとAndroid向けのネイティブアプリをノーコードで迅速に開発できるプラットフォームです。50以上の豊富な機能と外部サービス連携により、優れたユーザー体験を提供します。
直感的な操作で管理画面から更新作業を行い、プレビューやタイマー、バックアップ機能が利用可能です。クラウド型で年間200回以上の機能改善や新機能をリリースし、最新OSにも即座にアップデート対応が可能です。導入企業数は650社以上で、リリース後のサポートも充実しています。
ー料金表ー
要問い合わせ
4. kintone
kintoneは、サイボウズが提供するノーコード・ローコードツールで、プログラミングの知識がなくても業務アプリを作成できます。エクセルやメール、紙の書類など散在する情報をシステム化し、効率化を実現します。93%の導入担当者が非IT部門で、業務改善の提案から実装まで迅速に対応可能。顧客案件管理から交通費申請まで、多岐にわたる業務課題に対応し、200種類以上の外部サービスや基幹システムとの連携も可能です。
ー料金表ー
ライトコース:月額780円/1ユーザー
スタンダードプラン:月額1,500円/1ユーザー
5. サスケWorks
サスケWorksは、直感的な操作で業務効率化アプリを作成できるノーコードツールです。エクセルを利用した見積もり作成アプリ、クラウドベースの稟議申請アプリ、AI OCR機能を備えたカルテ管理アプリなど多様なアプリが作成可能です。
API機能による外部システムとの連携やPWA技術によるネイティブアプリに近い操作性を持つハイブリッドアプリの開発も可能です。
ー料金表ー
Standardプラン:5,000円/月
Premiumプラン:15,000円/月
6. Platio
Platio(プラティオ)は、業務改善、デジタル化、DX推進などの目的に合わせたモバイルアプリを簡単に作成できるノーコードツールです。100種類以上のテンプレートを利用して、迅速にアプリを開発可能で、作成したアプリは即日運用が可能です。
Platio Connectを使用すると、作成したアプリと社内システムのデータ連携が実現し、業務の自動化やデータ活用を促進します。また、Platio Oneを通じて、作成したアプリを一般ユーザーや企業に販売することもできます。
ー料金表ー
Standard:月額20,000円
Premium:月額90,000円
Enterprise:月額200,000円
業務自動化・効率化ノーコード(NoCode)ツール
1. Octoparse
Octoparseは、プログラミング知識がなくても使用できる直感的なWebスクレイピングツールです。WebスクレイピングはWebサイトからデータを自動的に収集し、抽出する技術で、Octoparseではこのプロセスを簡素化しています。自動識別機能でクリックするだけでスクレイピングを開始でき、静的・動的なWebサイトに対応しています。また、200以上のWebサイトのテンプレートを提供し、スケジュール設定による自動データ取得も可能です。
- 自動識別機能搭載:Octoparseに搭載されている自動識別機能は、クリックするだけでワークフローを自動的に生成して、スクレイピングが開始できます。
- 様々なサイトに対応可能:Octoparseは静的なWebサイトやAJAXやJavaScript技術を使っている動的Webサイトに対応しています。
- 便利なテンプレートを提供する:人気のあるWebサイトのテンプレートも用意されているため、ワークフローを作成せずとも、すぐに欲しいデータを手に入れることができます。
- スケジュールで実行可能:スケジュールを設定しておけば、自動的にデータを取得することが可能です。複数サイトを自動的にデータを抽出したい場合に、Octoparseは強力な味方となります。
ー料金表ー
フリープラン:無料(クラウド抽出以外、スクレイピングツールのコア機能を使用可能)
スタンダードプラン:$75/月(年払い)または$89/月(月払い)※14日間の無料トライアルあり
プロフェッショナルプラン:$298/月(年払い)または$249/月(月払い)※14日間の無料トライアルあり
2. UserGuiding
BubbleでWebサイトやWebアプリを開発した後は、チュートリアルはすごく大事です。
UserGuidingはユーザーガイドとユーザーオンボーディング(新規ユーザーの最初のログインから始まり、ユーザーがハッと気づくまでの重要なプロセスのこと)製品に最適なユーザーオンボーディング体験を作るツールです。
UserGuidingは、ブラウザの拡張機能として動作し、お客様の製品上で直接動作します。
さらに、ユーザーをセグメント化してパーソナライズされた体験を作り、目的に応じて必要なオンボーディング要素だけを通過させることができます。
また、UserGuidingでは、作成したコンテンツのパフォーマンスを詳細な分析ツールで追跡することが可能です。
ー料金表ー
Basic Plan:$89/月
Professional Plan:$389/月
Corporate Plan:$689~/月
3. Zapier
Zapierは業務を自動化することができるiPaaSです。OctoparseサポートチームもZapierを利用しています。
Zapierは、1500種類以上のWebアプリやツールを組み合わせて連携することで、自動化のシステムを構築します。
自動化のシステムは、従来ならエンジニアに依頼して個別のプログラム開発が必要でした。Zapierでブラウザ上の操作だけで、誰でも簡単に使える非常に便利なツールです。
ー料金表ー
※無料プランで始められます。(100タスクまで)
Starter:$19.99/月 (750タスク)
Professional:$49/月(2000タスク)
Team:$299/月(50000タスク)
Company:要問い合わせ
4. Voiceflow
2011年にSiriが音声アシスタントとしてデビューして以来、ボイスアシスタントは長い道のりを歩んできました。AmazonのAlexaやGoogleアシスタントがSiriのすぐ隣に位置するようになり、音声技術がノーコードのツールになる時期がやってきました。
自分の音声アシスタントをもっとカスタマイズできたらいいと思いませんか?Voiceflowはまさにそれを実現します。
Voiceflowでは、ブラウザ上でプロトタイプを作成したり、ワンクリックでアップロードできる機能を使って実際の音声デバイスで試すことができます。VoiceflowはAlexaやGoogle Assistantにも使えますし、チームで作業している場合は、そのためだけのスペースがツール内に用意されています。
Voiceflowが特に優れているのは、おそらくUI(ユーザーインターフェース)です。このツールでは、ドラッグ&ドロップ方式により、音声アプリを効率的かつ楽しく視覚的に開発することができます。
ー料金表ー
Sandbox:無料
Professional:$50/月
Teams:要問い合わせ
Enterprise:要問い合わせ
5. hachidori
hachidoriは「高度なチャットボット機能の実現」に特化したノーコードツールです。プログラミング知識がなくても、LINE、WEBチャット、LINE WORKSに対応するチャットボットを開発できます。ChatbotやAPIを駆使し、自動応答やスコアリング、データベースの自動更新を実現し、効率化とコスト削減に貢献します。多様なシステムとの連携も可能で、様々なビジネスシーンに適応します。
ー料金表ー
要問い合わせ
まとめ
ノーコードは、ビジネス、テクノロジー、そして開発を確実に変えていきます。この記事で紹介できなかったツールもたくさんありますが、ツール選びに迷ったら、ぜひ今回紹介したツールを使ってみてください。
ノーコードツールが深く浸透するようになれば、開発をスピードアップすることができ、アイデアがより具現化しやすくなり、ビジネスのスピードも一層加速していくでしょう。時代に乗り遅れることのないよう、今のうちにノーコードツールを使ってみませんか。