パチスロのスクレイピングとは、Webページに掲載された実績を抽出し、CSVなどの分析しやすい形式に整理することです。例えば、大阪の10店舗について直近1か月の平均差枚・平均G数・勝率を比べたいとき、スロレポのページを店舗ごとに開き、日付を確認してExcelへコピーする作業は負担になります。データを見る時間より、集めて整える時間のほうが長いと感じている方もいるでしょう。
この作業を減らす方法が、「地域のホール一覧を取得する→各ホールの日別実績を取得する→CSVで出力する」という流れです。本記事では、スロレポからパスチロのホールリストと各ホール詳細情報の取得方法を紹介するだけでなく、取得後にExcelで店舗・曜日・日付別に比較する方法も紹介します。
対象はホール別・日別の集計データです。台番号ごとのBB・RB回数や、単台の差枚明細を取得する手順ではありません。また、大阪10店舗・1か月という条件は利用場面の例であり、実測件数や取得可能期間の保証ではありません。
| 整理する情報 | 比較にどう使うか |
|---|---|
| ホール名・住所・詳細ページURL | 対象地域の店舗を選び、日別データとの対応を残す |
| 日付・平均差枚・平均G数・勝率 | 同じ期間にそろえてホール別、曜日別に比較する |
| 取得日時(整理時に追加) | いつ保存したデータかを確認し、更新分を管理する |
パチスロのスクレイピングとは?
パチスロデータ収集でスクレイピングを使う目的は、ページを読むだけで終わらせず、比較に必要な情報を自分の分析環境へ持ち出せる形にすることです。例えば、別々のホールページにある日別の平均差枚を表にまとめれば、店舗を切り替えるたびに同じ日付を探す手間を減らせます。仕組みの基礎はWebページからデータを抽出する基本でも解説しています。
スロレポで扱うホール別・日別データとは?
本記事で使う2つのテンプレートは役割が異なります。一覧用は「どのホールを調べるか」を整理するもの、詳細用は「そのホールが日ごとにどのような実績だったか」を取得するものです。一覧で集めた詳細ページURLを、次の収集の入力に使うことがポイントです。
| テンプレート | 入力するページ | 代表的な情報 | 役割 |
|---|---|---|---|
| スロレポホール店リスト | 大阪・東京などの地域検索結果ページURL | ホール名、住所、詳細ページURL | 対象地域の店舗一覧を作る |
| スロレポホール店詳細情報 | ホールの詳細ページURL | 日別の平均差枚、平均G数、勝率。補足情報として換金率、開業日、AI要約、優秀機種・末尾など | 各ホールの過去の実績を整理する |
表の項目はテンプレートで扱う情報の説明です。掲載のない値まで補完できるわけではなく、すべてのホールで全項目がそろうとは限りません。利用時は現行のテンプレート詳細とプレビューを確認してください。「優秀機種・末尾」という項目があっても、全台の生データが含まれるという意味ではありません。
パチスロデータを収集するメリット
複数ホールの実績を、ページを行き来せず比較できる
複数店舗の比較では、同じ条件のデータを一つの表に集めることが役立ちます。大阪10店舗の実績を調べる場合、手作業では店舗を開き直すたびに対象日を探し、数字の列を合わせて転記する必要があります。途中で比較店舗を増やすと、その店舗の分だけ同じ作業が発生します。
店舗一覧と日別実績を保存しておけば、分析時には表のフィルターでホールや期間を切り替えられます。平均差枚だけでなく平均G数も並べると、実績の大小と稼働の違いを併せて確認できます。「どの店をさらに詳しく見るか」を考える前段階の整理に向いています。
過去データを蓄積し、曜日・日付ごとの傾向を振り返れる
履歴を残すメリットは、同じ数字を何度もコピーせず、集計の切り口を変えられることです。初めは直近1か月の店舗比較が目的でも、後から土日だけ、特定の日付だけと条件を変えて確認できます。必要な記録を保存しておけば、そのたびに元ページへ戻って一から表を作る負担を減らせます。
ただし、保存を始めれば過去の全期間が復元できるわけではありません。取得対象は元ページに掲載され、テンプレートで取得できる範囲です。比較したい期間のデータがそろっているかを確認し、取得日と対象期間を一緒に記録します。
データ整理の繰り返しを減らし、分析に時間を使える
収集の自動化で減らしたいのは、判断そのものではなく、ページを開く・数字を転記するという繰り返しです。CSVにまとめた後なら、普段使っているExcelで集計でき、Pythonに慣れている方はそのままデータ処理へ進めます。収集方法と分析方法を分けることで、自分に合う環境を選びやすくなります。
パチスロデータを収集する方法
パチスロデータを収集する方法には、手作業での確認、Pythonによるスクレイピング、専用ツールの利用などがあります。収集したいデータの量や目的によって、適した方法は異なります。
| 方法 | 取得範囲・設定 | 繰り返し収集 | 出力・制約 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 手作業でExcelへ転記 | 画面で確認した項目を自分で選ぶ | 毎回の閲覧とコピーが必要 | 列の統一や転記ミスの確認を自分で行う | 少数ページを一度だけ確認する人 |
| Pythonで自作 | ページ構造に合わせて抽出・整形を設計する | 実行環境やスケジュールを自分で用意する | CSV出力も設計できるが、コードと保守が必要 | 独自項目や処理を細かく設計したい人 |
| Octoparseの専用テンプレート | 用意された入力欄と取得項目を使う | 対応する実行方式・プランの範囲で再実行する | CSVなどへ出力。入力条件・利用権限・追加料金はテンプレートごとに確認 | コードを書かず、既存の取得項目で店舗比較を始めたい人 |
手作業は少量の確認、Pythonは独自要件に向いている
1店舗の数日分を確認する程度なら、手作業でも対応できます。一方、複数店舗のデータを収集したり、独自の項目を抽出したりする場合は、Pythonでスクレイピングプログラムを作成する方法もあります。ただし、プログラミングの知識が必要なうえ、サイトの仕様変更に応じた修正やメンテナンスも求められます。
実際に、スロレポのデータをCSVへ保存してExcelで分析する事例では、Google Colabを利用した収集方法が紹介されています。ただし、この事例には単台データの分析も含まれており、以下で紹介するホール別テンプレートとは取得対象が異なります。また、公開コードの現在の動作を確認したものではありません。
Octoparseなら、専用テンプレートでパチスロデータを簡単に収集できる
プログラミングをせずにパチスロデータを効率よく収集したい場合は、Webスクレイピングツール「Octoparse(オクトパース)」がおすすめです。
Octoparseは、Webサイト上の情報を自動で収集し、CSVやExcelなどの形式で出力できるAIノーコードツールです。600種類以上の既製テンプレートが用意されており、対応サイトであれば、複雑な抽出ルールを一から設定する必要がありません。
パチスロデータの収集にも専用テンプレートを利用できます。対象ページのURLを入力するだけで、あらかじめ設定された項目に沿ってデータをまとめて取得できるため、店舗情報を1件ずつコピーしたり、Pythonで収集プログラムを自作したりする手間を減らせます。
スロレポのデータを自動収集する手順
作業の順序は、ホール一覧の取得→詳細URLの整理→日別実績の取得→CSV出力です。以下はOctoparseのテンプレートを使ってパチスロのホール店、住所、平均差枚、平均G数、勝率などを簡単にまとめて収集する方法について詳しく紹介します。
https://www.octoparse.jp/template/slorepo-hall-detail-scraper
https://www.octoparse.jp/template/slorepo-hall-list-scraper
事前準備:Octoparseに登録し、比較する地域と期間を決める
まずOctoparseのアカウントを作成し、アプリへログインします。すでにアカウントがある場合は、そのままテンプレート検索へ進みます。

Step 1:テンプレートを検索
Octoparseにログインしたら、テンプレートギャラリーで「スロレポ」を検索します。その後、自分のデータに合わせて最適なテンプレートを選びます。ここでは、例として、スロレポホール店詳細情報を選択した。

Step 2:テンプレートにフィールドを入力
テンプレートにホール店のURLを入力してください、最大5000行まで入力可能です。

Step 3:実行を始める
「実行」をクリックし、データの収集を開始します。

Step 4:取得データをエクスポート
取得したデータを確認し、もし問題がなければCSVやExcel形式へエクスポートできます。ここでは、ただ2分40秒で2209件のデータが取得された。


取得したデータをExcelで分析する方法
Excelでは、一行を「1ホール・1日」にそろえると、店舗別・曜日別の比較を進めやすくなります。生データは別シートに残し、分析用シートで形式を整えます。以下は集計の方法であり、実在店舗の優劣を示す実測結果ではありません。
ホール別に平均差枚・平均G数・勝率を並べる
CSVはExcelの「データ」から「テキストまたはCSV」を選んで読み込みます。日本語が崩れる場合は、取り込み時の文字コードをファイルに合わせて選びます。日付は日付型、平均差枚と平均G数は数値として扱えるかを確認してください。「枚」「G」や桁区切りが文字列として残る場合は、原文を残したうえで集計列を作ります。
| 分析用の列 | 整え方 |
|---|---|
| ホール名・ホールURL | 店舗を識別する情報として保持する |
| 日付 | 年を含む日付として統一する |
| 平均差枚・平均G数 | 単位を分け、符号を残して数値化する |
| 勝率 | 表示値と分母の意味を確認し、百分率表記をそろえる |
| 取得日時 | 同じ日別実績を再取得したときの管理用に追加する |
例えば、勝率の表示が「50%」なら数値の0.5に百分率表示を設定します。「50」という数値へそのまま百分率表示を付けると5000%になってしまうため、取り込み後の見た目だけでなく値も確認します。日付が「10/1」のように年を含まない場合は、対象年を確認してから補います。
ホール別に比較するときは、「挿入」からピボットテーブルを作り、行にホール名、値に平均差枚と平均G数、フィルターに日付を置きます。集計方法は合計ではなく平均に変更してください。これは「掲載されている日別平均値の単純平均」であり、台数で重み付けした期間平均とは異なります。
併せて日付の件数を表示し、何日分で計算したかを確認します。A店は30日、B店は5日しか記録がない状態では、同じ1か月を指定しても比較条件がそろいません。共通して記録のある日を使うか、記録日数の違いを明示します。
曜日別・日付別に集計する
曜日を比較するには、分析用の表に曜日列を追加します。日付がB2セルにある場合、=TEXT(B2,"aaa")で曜日の表示を作れます。並び順も管理したい場合は、=WEEKDAY(B2,2)で月曜を1、日曜を7とする列を用意します。
そのうえでピボットテーブルの行をホール名、列を曜日、値を平均差枚にすると、店舗ごとの曜日別実績を一覧にできます。平均G数や記録日数も確認すると、1回だけの大きな値が平均を押し上げていないかを見やすくなります。
特定の日付を比較する場合も、集計条件を先にそろえます。例えば「7のつく日」と「それ以外の日」では、曜日構成や記録数が異なることがあります。結果だけを見て店舗の方針と断定せず、対象日と件数まで戻って確かめられる表にしてください。
日別の推移をグラフで確認する
日付を横軸、平均差枚を縦軸にした折れ線グラフなら、ホールごとの変動を追えます。平均G数は別のグラフにすると、単位の異なる数値を混同しにくくなります。記録のない日を0として補うと実際にはない落ち込みが生まれるため、欠損のまま扱います。
勝率については、複数日の百分率をそのまま平均しても、期間全体の勝率になるとは限りません。各日の分子・分母が取得できない場合は、日別値を並べて確認する使い方にとどめます。「何を何で割った値か」を理解してから、平均差枚や稼働と併せて解釈してください。
CSVをAIで読み解く場合も、集計条件を伝えます。例えば「ホールごとの記録日数と欠損日を示し、同じ期間の平均差枚と平均G数の推移を要約してください」と依頼できます。これは保存済みCSVの分析例で、2つのテンプレートがAI予測や自動分析を実行するという意味ではありません。
スクレイピングの注意点
サイトの利用条件とアクセス負荷を確認する
テンプレートが存在することは、取得元サイトの利用許可を意味しません。スロレポの利用条件や案内、自動アクセスに関する制限を確認し、不明点があれば運営者に問い合わせてください。robots.txtも確認事項の一つですが、許可や禁止の判断をrobots.txtだけで完結させないことが大切です。確認方法はrobots.txtの読み方を参照できます。
必要な地域・店舗に範囲を絞り、短時間の大量アクセスや不要な再実行を避けます。アクセス拒否や制限がある場合は収集を止め、条件を再確認してください。保存した数値の分析と、文章・AI要約・画像などの転載やデータの再配布は分けて考え、公開・販売前には利用条件と権利関係を確認します。
データの欠損とサイト変更に注意する
掲載のないホールや日付は取得できません。取得できる過去データの期間も、サイトの掲載範囲とテンプレートの対応によって変わります。「過去何年分でも取得できる」「毎回必ず全項目がそろう」とは考えず、各回の結果を確認してください。
継続して保存する場合は、ホールURLと対象日を照合して重複を確認します。同じ日付の値が更新されている場合は、取得日時を残して新旧を区別します。元ページの表示変更後に空欄や列ずれが増えたら、分析へ追加する前にテンプレートの案内と取得結果を見直してください。
平均差枚や勝率を、将来の結果と混同しない
収集できるのは、あくまで掲載された過去の実績です。平均差枚が高い日があっても、翌日の結果や個人の収支を保証するものではありません。交換条件、稼働、店舗規模、比較期間などで見え方が変わるため、一つの指標だけで結論を出さないようにしましょう。
パチスロデータ取得に関するよくある質問
Q. パチスロデータはPythonなしで収集できますか?
A. Octoparse(オクトパース・オクトパス)では、対応テンプレートの入力欄へURLを指定して取得を進められます。本記事ではホール一覧と詳細情報の2つを使います。コードを書く必要はありませんが、入力URLと結果の確認、分析前の整理は必要です。
Q. BB・RB回数や台番号別の差枚も取得できますか?
A. 本記事の2つのテンプレートは、ホール一覧とホール別・日別の情報を扱います。単台のBB・RB回数や全台の差枚明細を直接取得できるとは説明していません。単台分析が目的なら、必要項目に対応する別の取得方法と利用条件を確認してください。
Q. 過去何日分のデータを取得できますか?
A. 元ページに掲載されている期間と、テンプレートが取得する範囲によります。任意の過去日付や全履歴を指定できるとは限りません。必要な期間がそろっているかをプレビューで確認し、不足する日をゼロとして埋めないようにします。
Q. 複数店舗のURLをまとめて指定できますか?
A. 詳細テンプレートの現行入力欄で、複数URLへの対応と入力上限を確認してください。本記事では一覧で集めたURLを詳細取得に使う流れを示していますが、無制限の一括入力や2つのタスクの自動連結を保証するものではありません。
Q. 無料でCSV出力まで試せますか?
A. 利用できる範囲はアカウントのプラン、テンプレートの利用条件、追加料金、実行方式によって変わります。無料アカウントがあることと、このテンプレートを希望の条件で無料実行できることは別です。実行前にテンプレート画面と日本向けの現行プランを確認してください。
Q. CSVをExcelで開くと文字化けする場合は?
A. ダブルクリックで開く代わりに、Excelの「データ」から「テキストまたはCSV」で取り込み、文字コードを確認します。読み込み後は、日本語だけでなく日付、差枚の符号、勝率の表示も点検します。Excel形式でのエクスポートを選ぶ方法もあります。
まとめ
いかがでしょうか。この記事では、スロレポからパチスロデータを簡単にまとめて収集する方法について詳しく紹介しました。複数ホールの過去データを比較したいとき、負担になりやすいのは、店舗ページを行き来しながら日別の数字をコピーする作業です。スロレポの情報をCSVへ整理すれば、Excel上でホール・曜日・日付を切り替えて比較しやすくなります。
進め方は、「スロレポホール店リスト」で地域の店舗と詳細URLを集め、「スロレポホール店詳細情報」で日別実績を取得し、CSVで保存するという2つのテンプレートの組み合わせです。まずは比較したいホールを選び、平均差枚・平均G数・勝率が自分の分析目的に合うかを確認してください。
繰り返しのコピー作業を減らし、自分の表でデータを見比べたい方は、Octoparseのアカウントを作成し、テンプレート一覧で「スロレポ」を検索してみてください。
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