「ECサイトの検索結果で表示された商品の画像を一括で保存したい」
「画像の一括ダウンロードをChrome拡張機能を使って行いたい」
Webサイトの移行や競合相手が利用する画像の検索、趣味で活用した写真の収集などChrome上の画像を一括で保存したいなと思う時ってありませんか。1枚ずつクリックするのは大変という時は画像を一括でダウンロードできるツールをChromeで使って解決できます。この記事では、Google Chrome上の画像を一括でダウンロード・保存する方法をご紹介します。
方法1:OctoparseでChrome上の画像を一括保存する
方法1つ目はWebスクレイピングツールのOctoparseを利用してChrome上の画像を一括で保存する方法です。WebスクレイピングツールとはWebサイトから特定の情報を抽出する技術を持つツールで、Octoparseを活用するとWebページ内の画像、検索エンジンで特定のキーワードを入力した時の検索結果の画像など様々な画像を一括で抽出できます。Chromeの画像を一括で抽出したり、Web上の画像URLを検出したりする過程でコーディングは不要なため、プログラムに関する知識がなくても問題ありません。
メリット:
・画像以外のデータを収集する時にも利用可能
・Webページ内の画像、検索結果で表示される画像URLなどを一括保存
・画像データのダウンロードをサポート
https://www.octoparse.jp/template/google-search-scraper
Octoparseの使い方:
1、Octoparseを開いてURLを入力し、「スタート」をクリックします。
2、ページが表示されるので画像をクリックし、操作提案パネルから「画像URL」を選びます。
3、データプレビューに画像URLが表示されたら、右上の「実行」をクリックします。
4、収集した画像URLはExcelやスプレッドシートにエクスポートできます。
5、エクセルのイメージ関数(Microsoft 365とGoogle Spreadsheetでのみ利用可能)を使うか、Kutools for Excelをダウンロードしてインストールし、一括で画像をダウンロードすることができます。
方法2:Google拡張機能「Image Downloader」でダウンロードする
2つ目は画像を一括でダウンロードするためにGoogle Chromeの拡張機能Image Downloaderを使う方法です。特定のWebサイト上の画像を一括で保存する機能と、サムネイルの元画像を選択したり、小さな画像を除外したりするオプションがあります。
メリット:
・Chromeの画像を一括で保存できる
・アカウントの作成や登録なしで利用できる
デメリット:
・デフォルトのままだと英語表記となる
・抽出の対象となるのは読み込まれた画像のみ
Image Downloaderの使い方:
1、Chromeウェブストアで「Image Downloader」を検索し、「Chromeに追加」をクリックしてインストールします。
2、画像をダウンロードしたいページを開いたら「拡張機能」アイコンから「Image Downloader」を起動します。
3、ダウンロードしたい画像にチェックを入れたら「Download」をクリックします。
4、「ブラウザの設定でダウンロード前にファイルの保存先を確認する設定にしていると、画像を保存するごとにポップアップが表示される可能性があります」という注意メッセージが表示されるので、「Got it, don’t show again」にチェックを入れて「Yes, Download」をクリックします。
方法3:Imageyeを利用する
ImageyeはGoogleで表示されるページ内にある画像を一括でダウンロードしたり、抽出する画像のサイズを設定したりする機能があるChrome拡張機能です。
メリット:
・Chrome拡張機能とFirefoxアドオンを提供している
・画像サイズや画像URLなどで絞り込む機能がある
デメリット:
・英語で表示される
・読み込まれていない画像は抽出されない
方法4:Fatkunバッチダウンロードイメージを使う
Fatkunバッチダウンロードイメージは解像度やリンクなどでフィルターをかける機能を持つChrome拡張機能で、検索結果の画像を一括で保存したり、必要な画像だけを選んでダウンロードしたりできます。
メリット:
・フィルター機能付き
・ダークモードに対応している
デメリット:
・言語は英語と中国語のみ
・Fatkunバッチダウンロードイメージ活用例の情報が少ない
方法5:ImageAssistant Batch Image Downloaderを試してみる
Google Chromeの拡張機能Image Assistant Batch Image Downloaderは英語と中国語をサポートし、画像を一括で保存したり、フィルターをかけて必要な画像だけを抽出したりできます。
メリット:
・ダウンロードする画像のファイル形式を選べる
・英語と中国語で検索すると活用事例が豊富にある
デメリット:
・日本語に対応していない
・実際に利用している事例を日本語で見つけることが難しい
方法6:DownThemAll!を使用する
DownThemAll!は日本語対応のChrome拡張機能で、画像を抽出した後にファイル形式ごとにフィルタしたり、サブフォルダに振り分けたりするなど機能が豊富なところが特徴です。
メリット:
・ファイル形式ごとにデータを抽出する機能がある
・日本語に対応している
デメリット:
・機能が多く、シンプルではない
・パソコンに慣れていないユーザーは操作に時間がかかる
方法7:Tab Saveで画像を保存・ダウンロードする
画像を保存したいページのURLを張り付けるだけで画像をダウンロードしたり、開いているページのURLを取得したりできるTab Saveは無料で使えるChrome拡張機能です。
メリット:
・Google Chromeで開いている全てのタブが認識される
・Digital Object Identifilerから文献のPDFをダウンロードできる
デメリット:
・サムネイル画像の保存は対応していない
・表示される言語は英語となる
まとめ
Chromeの画像を一括で保存する方法をご紹介しました。画像を一括ダウンロードする場合、Chrome拡張機能の利用を検討されるユーザーが多いですが、読み込まれていない画像の抽出には対応していないツールも多いため注意が必要です。一方、Octoparse WebスクレイピングツールはGoogleの無限スクロールにも対応し、画像データを含む様々なデータを抽出できる利点があります。ページ上の画像URLを取得したい、競合相手の情報を集めたいという時は、ぜひご検討ください。