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スクレイピングできないサイトの見分け方とは?禁止している理由も解説

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スクレイピングできないサイトの見分け方を解説。利用規約、robots.txt、APIの有無、アクセス制限の確認方法と注意点を初心者向けに紹介します。

約7分で読めます

Webスクレイピングは、Webサイト上の情報を自動で収集し、分析や業務効率化に活用できる便利な技術です。価格調査、営業リスト作成、求人情報の収集、競合分析など、さまざまな場面で使われています。

一方で、すべてのWebサイトがスクレイピングを認めているわけではありません。サイトによっては、利用規約で自動収集を禁止していたり、robots.txtでクローラーのアクセス範囲を制限していたり、APIの利用を前提としている場合があります。

本記事では、スクレイピングできないサイト・注意が必要なサイトの見分け方を、利用規約、robots.txt、Web API、アクセス制限の観点から具体例付きで解説します。

スクレイピングとは

ウェブスクレイピングとは、インターネット上のウェブサイトから情報を自動で収集する技術のことを指します。このプロセスでは、特定のウェブページにアクセスし、必要なデータを抽出して、それを整理・保存することが目的です。

スクレイピングは、手動で情報を収集するよりもはるかに効率的であり、大量のデータを短時間で処理することが可能です。マーケティング調査、競合分析、ソーシャルメディアの監視、オンラインショップの価格比較など、多岐にわたる用途で利用されています。

スクレイピングの違法性とは

スクレイピングとは、ウェブサイトから大量のデータを自動収集するため、「法律的に問題はないのか?」「取得したデータを活用してトラブルにならないのか」と不安に感じる方も多いでしょう。

結論からいえば、スクレイピングそのものは違法ではありません。ただし、商用目的での利用や、サイトの負荷を高めるような方法でのスクレイピングは、法的な問題を引き起こす可能性があります。ここでは、スクレイピングが違法とされる状況と、サイトによってスクレイピングを禁止している理由について詳しく見ていきましょう。

スクレイピング自体は違法ではない

スクレイピング自体は、単にウェブサイトからデータを収集する技術的な行為であり、その行為自体が直接的に違法とされるわけではありません。多くの場合、公開されている情報を収集することは合法であり、特に個人の学習や研究目的であれば、法的な問題になることは少ないです。

しかし、収集したデータの利用方法や収集方法が、著作権法違反、不正アクセス禁止法違反、または特定のウェブサイトの利用規約に違反する場合、違法行為となる可能性があります。

関連記事:スクレイピングは違法?Webスクレイピングに関するよくある誤解! | Octoparse

サイトによってスクレイピングを禁止している

多くのウェブサイトは、自サイトのデータを保護するため、またはサーバーへの過度な負荷を避けるために、スクレイピングを禁止しています。

これらのサイトは、利用規約にスクレイピングを禁止する旨を明記したり、robots.txtファイルを通じてスクレイピングを制限したりしています。サイトによっては、スクレイピングを検出して自動的にアクセスを遮断する技術を導入している場合もあります。したがって、スクレイピングを行う前には、対象となるウェブサイトのポリシーを確認し、違法行為にならないよう注意が必要です。

サイトがスクレイピングを禁止している理由

ウェブサイトがスクレイピングを禁止する主な理由は、自身のコンテンツを保護し、サーバーへの不必要な負荷を避けるためです。スクレイピングによって引き起こされる問題は多岐にわたり、ウェブサイトの運営に重大な影響を与えることがあります。ここでは、スクレイピングを禁止する主な理由について詳しく見ていきます。

サーバーへのアクセス負荷が大きいため

スクレイピングは自動化されたプロセスであり、短時間に大量のページリクエストを発生させることがあります。これにより、ウェブサイトのサーバーに予期せぬ高負荷がかかり、正常なユーザーのアクセスが妨げられることがあります。場合によっては、サーバーダウンの原因となり、サイト運営者にとって重大な損害を引き起こす可能性があります。

著作権侵害につながる可能性があるため

ウェブサイトのコンテンツは、多くの場合、著作権で保護されています。スクレイピングによってコンテンツが無断で収集・複製されることは、著作権侵害にあたる可能性があります。特に、収集したデータが商用目的で利用される場合、法的な問題が生じるリスクが高まります。

商用目的で利用される可能性があるため

多くのウェブサイトは、自サイトのコンテンツが競合他社によって商用目的で利用されることを懸念しています。例えば、価格情報や商品データが競合他社にスクレイピングされ、自社のビジネスに不利な形で使用されることがあります。このような理由から、ウェブサイト運営者はスクレイピングを厳しく制限することがあります。

スクレイピングができないサイトの確認方法

スクレイピングが可能かどうかを確認する方法はいくつかあります。これらの方法を用いることで、スクレイピングを行う前に、そのサイトがスクレイピングを許可しているか、または特定の条件下でのみ許可しているかを確認することができます。以下に、スクレイピングが禁止されているサイトを確認するための主な方法を紹介します。

利用規約を確認する

ウェブサイトの利用規約は、そのサイトがスクレイピングを許可しているかどうかを確認するための最初の手がかりとなります。多くのサイトでは、利用規約の中で、データの自動収集に関するポリシーを明記しています。スクレイピングを行う前に、必ず対象サイトの利用規約を確認し、スクレイピングに関する記述がないかを確認しましょう。例えば、サイトのフッターにある「利用規約」「Terms of Service」「ガイドライン」「データ利用ポリシー」「開発者ポリシー」などのページを確認します。規約ページでは、次のようなキーワードでページ内検索をすると、該当箇所を見つけやすくなります。

  • スクレイピング
  • クローリング
  • 自動取得
  • 自動収集
  • bot / crawler / spider
  • API
  • 複製・転載・再配布
  • 商用利用

robots.txtを確認する

robots.txtは、サイト運営者がクローラーに対して「どのページをクロールしてよいか/避けてほしいか」を示すためのファイルです。通常は、対象サイトのドメイン直下に配置されています。

https://example.com/robots.txt

robots.txtには、主に次のような記述があります。

項目意味
User-agentどのクローラーに対する指示かを指定するUser-agent: *
Disallowクロールしてほしくないパスを指定するDisallow: /login/
Allow例外的にクロールを許可するパスを指定するAllow: /public/
Sitemapサイトマップの場所を示すSitemap: https://example.com/sitemap.xml

robots.txtの読み方の例を見てみましょう。

User-agent: *
Disallow: /

この場合、すべてのクローラーに対して、サイト全体のクロールを控えてほしいという意味になります。スクレイピング対象としては避けるのが無難です。

User-agent: *
Disallow: /login/
Disallow: /mypage/
Allow: /

なお、robots.txtは「アクセス権限を与えるもの」ではありません。robots.txtで禁止されていないからといって、利用規約上も法的にも自由にスクレイピングできるとは限りません。必ず利用規約やデータの利用目的とあわせて判断しましょう。

関連記事:【スクレイピング対策】robots.txtの確認方法を解説

WebAPIを提供しているか確認する

対象サイトが公式APIを提供している場合は、スクレイピングよりもAPI利用を優先して検討しましょう。APIは、サイト運営者が外部利用を想定して提供している公式のデータ取得手段です。

APIには、取得できるデータ項目、利用目的、保存期間、表示方法、料金、リクエスト数の上限などが決められています。APIが提供されているにもかかわらず、ブラウザ自動化やHTML解析で同じデータを大量取得すると、規約違反になる可能性があります。

確認する際は、サイト名と一緒に「API」「開発者」「Developer」「利用規約」「データ利用」などで検索すると見つけやすいです。

関連記事:Web APIとは?仕組みから活用事例まで解説

スクレイピング時のトラブルを避ける方法

スクレイピングを行う際には、法的な問題を避けるためにいくつかの注意点があります。適切な方法でスクレイピングを行うことで、データ収集の効率を上げるとともに、違法行為を避けることができます。以下に、スクレイピングの際に守るべき主なポイントを紹介します。

ログイン後のページを対象にしない

ログイン後のページには、会員情報、購入履歴、個別メッセージ、有料コンテンツなど、アクセス権限が限定された情報が含まれる場合があります。公開ページと同じ感覚で自動取得すると、利用規約違反やプライバシー侵害につながるおそれがあります。

APIがある場合はAPIを優先する

APIが提供されている場合は、取得可能なデータ範囲や利用条件を確認したうえで、APIを利用するのが基本です。APIの制限を避ける目的でスクレイピングを行うと、規約違反と判断される可能性があります。

取得データの利用目的を明確にする

社内分析、研究、個人学習、商用利用、再配布、AI学習など、利用目的によって注意すべき点は変わります。特に、レビュー、口コミ、画像、記事本文、個人情報を含むデータは、収集後の保存・加工・公開にもリスクがあります。

アクセス頻度を抑える

アクセス頻度を抑え、対象ページ数を必要最小限に絞ることは、サイトへの負荷を減らす基本です。大量データが必要な場合でも、いきなり大規模に実行するのではなく、少量のテストから始め、待機時間や実行時間帯を調整しましょう。

プロキシサーバーを利用する

プロキシサーバーを利用することで、スクレイピングの際のIPアドレスを変更し、アクセス元の識別を困難にすることができます。これにより、IPアドレスに基づくアクセス制限を回避することが可能ですが、この方法を使用する際には、サイトの利用規約や法的な観点からのリスクも考慮する必要があります。

まとめ

ウェブスクレイピングは、データ収集と分析の効率化に役立ちますが、使用にあたっては当該サイトの利用規約を確認するなど注意が必要です。また、収集したデータの使用方法にも注意を払い、基本的には個人利用に留め、もし商用利用を検討する場合は許可を得ることが大切です。

また、スクレイピングを行う際には、サーバーへの負荷を考慮してスピードを抑えることや、プロキシサーバーを利用することも重要です。これらを徹底することで、スクレイピングによる法的なリスクを最小限に抑えながら、データ収集の効率性を高めることができるでしょう。

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