「自社商品への反応が知りたい」「消費者の潜在ニーズを把握したい」「今どんなトレンドが来ているのか?」——マーケターや企業担当者なら、こうした疑問を日々抱えているのではないでしょうか。
X(旧Twitter)には毎日、世界中から膨大な数のユーザーが匿名で本音を投稿しています。月間アクティブユーザーは全世界で約5億7,000万人、日本国内だけでも約6,700〜6,900万人にのぼり(Statista・2024年調査)、日本はアメリカに次ぐ世界第2位のX利用大国です。
このビッグデータを効率的に収集・分析できれば、ビジネスの意思決定に直結する洞察が得られます。本記事では、X(Twitter)のtwitterハッシュタグ検索を活用したデータ収集方法と、ビジネス活用のノウハウをご紹介します。
1.X(Twitter)のハッシュタグとは
Twitterハッシュタグ検索とキーワード検索:表示結果はどう違う?
Twitterには下記の通り「キーワード検索」という機能があります。

この「キーワード検索」には2つの使い方があります。
- 直接キーワードを入れて検索する
- ハッシュタグを付けてキーワードを検索する
X(Twitter)のtwitterハッシュタグ検索では、検索方法によって表示される投稿が大きく異なります。通常のキーワード検索ではそのワードを含むすべての投稿が表示されるのに対し、「#(ハッシュタグ)+キーワード」で絞り込むと、同じタグを意図的に付けた投稿のみが抽出されます。
つまり、タグなしの一般投稿はノイズとして除外されるため、目的に沿った情報収集が格段に効率的になるのです。例えば、口コミで話題のカフェを調べる場合、通常検索では「また行きたい!」「美味しかった!」といった感想ツイートが大量に混在します。
一方、ハッシュタグ検索を使えば、場所・メニュー・接客の具体的なレビューを含む情報価値の高い投稿に絞り込めます。闇雲なキーワード検索よりも、twitterハッシュタグ検索の方がビジネスに直結する情報収集ができるのです。
例えば、口コミで人気のカフェがあったとします。多くの人が気になるのは「場所はどこなのか?」「店内の様子はどんな雰囲気なのか?」「どんなメニューがあるのか?」お店の詳細情報になるはずです。
しかしTwitterの検索機能欄に直接キーワードを入れて検索すると「カフェに行って美味しかった!」「○○ちゃんと一緒で楽しかった!」「今度訪れてみたい」など、まるでblogの感想のような、ほとんどビジネスに役に立たない情報まで拾ってしまいます。
しかしハッシュタグを付けてキーワードを検索した場合は、これからカフェを訪問したいと思っている人のことやお店に対してのメッセージを想定して投稿されているケースが多く、お店の画像やリンク、メニューや地図情報に加えて、お店に対する感想(○○が美味しいからおすすめ、食べて見て具体的にどんな味だったのか、接客はどうだったのか)などが掲載されている確立が高くなります。
つまり、闇雲にキーワード検索してデータを収集するよりも、#(ハッシュタグ)を使った投稿に絞った方が、よりビジネスに活用できる情報が得られるのです。
2.X(Twitter)のハッシュタグを分析するメリット
X(Twitter)の投稿のうち、約90%がハッシュタグを使用していると言われています。これだけ普及したtwitterハッシュタグ検索データは、マーケティング・市場調査・競合分析など、多様なビジネス課題の解決に直結する情報源です。以下の5つのメリットをご覧ください。
・トレンドを把握する
・世間のニーズや影響力の大きさを分析する
・口コミを収集する
・市場の傾向をキャッチする
・商品やサービスの開発や効果的なプロモーションの改善に繋げる
トレンドを把握する
ハッシュタグの急上昇の傾向や新規出現ワードをキャッチすることで、最新の話題や世界的に議論されているトピックが特定できます。特定したトピックのハッシュタグを活用すれば、企業の商品やサービスをより多くの消費者層に効果的に宣伝することができるのです。
Twitterにトレンド入りしたハッシュタグが、消費者の行動を変化させた例は多々あり、ハッシュタグを分析してトレンドを把握すれば企業の利益に大きなインパクトを与えることができるでしょう。
世間のニーズや影響力の大きさを分析する
ハッシュタグの使用回数を分析することで、そのハッシュタグについてどれくらいのニーズがあるのか、把握することができます。例えば、あるハッシュタグの利用が増加している場合、それに関連するサービスや商品、情報に対するユーザーのニーズが高まっている可能性があります。
こうした結果はブルーオーシャン市場の開拓に成功をもたらすでしょう。需要や反響の多いハッシュタグを利用して、新たな広告戦略を立てることも可能です。
口コミを収集しブランドポジションを可視化する
ハッシュタグが付いているTwitterの投稿には、口コミが掲載されているケースが多々あります。Twitterの投稿から直接口コミを探し出そうとすると時間と手間が掛かってしまいますが、ハッシュタグの中から口コミを探せば簡単にお客様の生の声を集めることができるのです。
Twitterの口コミには匿名のものが多く、その方がよりリアルな意見となりやすい為、製品、サービス、カスタマーサービスを改善するためにとても役に立つはずです。そのうえで、印象ワードと関係性を分析すれば、競合と自社ブランドのポジショニングが可視化できます。
なお、X(Twitter)以外のSNSプラットフォームでも同様のデータ収集を行いたい場合は、SNSデータ自動収集ツールの選び方と活用事例を参考にしてください。各ツールの特徴・料金・収集できるデータ範囲を横断的に比較しており、自社のSNSマーケティング戦略に合ったツール選定の参考になります。
市場の傾向をキャッチする
関連するビジネスに関する投稿にはどんなものがあるのか、毎日積極的に調査することで、「人々が何を話しているのか」を理解し、一般的な意見、トレンド、ターゲットの総合的な行動についての貴重な傾向をキャッチできます。
さらに、Twitter上でトップインフルエンサーやオピニオンリーダーと交流することで、トレンドが爆発する前にその初期段階を把握することができます。例えば、Twitterで人気のあるハッシュタグは、クリック数やシェア数が多いため、トレンドのハッシュタグを含むツイートを追跡することで、上昇中の市場を特定するのに有効です。
新しいトレンドや会話に目を向けることは、ビジネスにおいてより良い決断を下し、これらのトレンドをいち早く活用することに繋がります。
商品やサービスの開発や効果的なプロモーションの改善に繋げる
Twitterなどのソーシャルメディアプラットフォームで、関連性の高い人気のハッシュタグを探し出すことは、潜在顧客を見つけるのに非常に効果的です。ハッシュタグの調査を行うことで、企業はターゲットから共感を得るためのヒントを発見することができるため、ユーザーを惹きつけるメッセージを継続的に発信しやすくなります。
また、ハッシュタグのエンゲージメント率(コメント、いいね!、保存の合計数をフォロワー数で割った数値)を分析すれば、キャンペーンのパフォーマンスに関する消費者の反応をチェックできます。
さらに、類似製品のハッシュタグを追跡すれば、他社がどのようにして成功したかを観察できます。それらの結果を参考にすることで、自社の製品やサービスの開発およびプロモーションを好ましい方向に調整できるのです。
3.Twitterハッシュタグ検索データを収集する2つの方法【手動 vs 自動】
では、実際にTwitterでハッシュタグを調査する方法にはどんなものがあるのでしょうか。次の2種類の方法がおすすめです。
- Twitter で検索する
- スクレイピングツールを利用する
X(Twitter)で検索する
X(Twitter)の検索欄に「#キーワード」と入力すると、twitterハッシュタグ検索の結果として該当タグの投稿一覧が表示されます。
ただし、1件ずつ手作業で確認する必要があり、データも整理されていないため、大量の情報を分析したい場合には非効率です。定期的なトレンド調査や競合分析を行う場合は、次に紹介するスクレイピングツールの活用を強くおすすめします。
スクレイピングツールを利用する
そこでご紹介したいのがもう一つの「スクレイピングツールを利用する」方法です。Twitterで人気のハッシュタグを検索する際は、手動で一つ一つチェックするのではなく、新しいデータ収集法として注目を集めるスクレイピングツール(Webスクレイピング)がおすすめです。
Xのハッシュタグデータをスクレイピングする具体的な手順に入る前に、OctoparseとPythonによるXスクレイピングの機能比較もご参照ください。ツールの選定基準(コードの有無・速度・コスト)を理解したうえで作業を進めると、後のデータ活用がよりスムーズになります。
https://www.octoparse.jp/template/twitter-scraper-by-hashtag
スクレイピングツールとは
スクレイピング(Scraping)は「こする」「かき集める」という意味を持つ英語で、これがIT用語に転じたことにより「特定の目的を持ってデータを抽出する」ということを指すようになりました。
似たIT用語に「クローリング(Crawling)」がありますが、こちらは「はい回る」という意味の「Crawl」という意味を持つ英語で、「巡回してWebの構造や要素を探る」ことを指します。
Twitterのハッシュタグを分析したい場合は、上記2つの内、スクレイピングツールがおすすめです。
スクレイピングツールの選択肢は複数ありますが、コード不要かどうか・収集速度・価格帯によって適切なツールは異なります。OctoparseとPythonによるXスクレイピングの徹底比較では、ノーコードで使えるOctoparseとPythonによるスクレイピングの違いをわかりやすく比較していますので、どちらのアプローチが自社に向いているか確認しておくことをおすすめします。
4.OctoparseでX(Twitter)のハッシュタグを収集する
スクレイピングツールを使ってみたいけれど、何がおすすめなのか?、どうやって使いこなせばいいのか、迷う方も多いと思います。そこでおすすめしたいのが、スクレイピングツール「Octoparse」です。
Octoparseはとにかく操作がシンプルで簡単で、パソコン操作に慣れていない方でもあっという間に使いこなせてしまいます。Octoparseを使ってTwitterのハッシュタグを分析しデータを収集してみましょう。
Octoparseとは
まず最初にOctoparseの特徴や概要について簡単にご紹介しましょう。便利な機能について知れば、益々使ってみたくなるはずです。
Octoparseの特徴は次の3つです。
- 誰でもWebスクレイピング
- コーディングせずにWebデータを一瞬で取得
- インターネット上の情報を使えるようにデータの価値を最大化
使い方はとっても簡単で、「選ぶ、入力する、抽出」の3ステップのみです。
ステップ1. 様々なSNSテンプレートの中からTwitterを選択する
ステップ2. キーワード、検索時間、タスク名を入力して保存実行
ステップ3. 抽出したデータをエクスポートし保存する
※詳細な使い方についてはこの後ご説明します。
Octoparseは簡単な操作で処理はあっという間に終わる
クリックインターフェース
Octoparseは先端の機械学習アルゴリズムを活用して、データをクリックした瞬間その位置を正しく定めます。内蔵ブラウザでWebサイトを開き、クリックするとスクレイピングが始まります。残りの作業はOctoparseが処理します。
あらゆるサイトに対応
JavaScript、AJAXなど動的なサイトに対応できます。
抽出の情報を入力し、データをクリックすることで、テキスト、URL、画像、またはHTMLなど全部抽出できます。
クラウドサービス
Octoparseのクラウド抽出機能を使えば、通常の6〜20倍の速度でtwitterハッシュタグ検索データを収集できます。取得したデータはクラウド上に自動保存されるため、場所を選ばずいつでもアクセス可能です。
ハードウェアの管理は一切不要で、ネットワークが一時的に中断しても処理は継続するため、大量データの収集にも安心して対応できます。
クラウドの仕組み自体についてまだ詳しくない方は、クラウドサービスの仕組みとメリット・デメリットの解説記事をあわせてご覧ください。クラウドがどのようにデータを保存・処理しているかを理解しておくと、Octoparseのクラウド抽出機能をより効果的に活用できます。
スケジュール設定が可能
一度作成したタスクは保存しスケジュール設定できます。毎日、毎週、自分の好みに合わせて調節可能です。
データを好きな形式で保存可能
データの抽出が完了すると、自動的にデータを保存するかどうか、選択する画面が表示されます。エクセル、CSVなどお好きな形式を選びましょう。
それでは実際にOctoparseでTwitterのハッシュタグをスクレイピングする方法を試してみましょう。
データ抽出の操作手順 step1
まずOctoparseの公式ページを開いてアプリをダウンロードしアカウントをログインします。すると、上記の画面が開きます。検索バーに「twitter」と入力すると、条件に合うすべてのテンプレートが表示されます。

step2
その中から「Twitter Scraper (by hashtag)」(Topツイートから「いいね数」「リツイート数」「返信数」などのデータを抽出)をクリックすると開きます。

下記の画面が表示されたら、各項目を入力して下さい。

入力が終わったら「保存実行」をクリックして下さい。

「ローカル抽出」か「クラウド抽出」のいずれかを選択する画面が表示されます。データ量が少ない時はローカル抽出を、多い時はクラウド抽出を選択して下さい。クラウド抽出の場合、クラウドで実行して、抽出したデータはクラウドサーバーに保存されます。さらに、連続7×24時間も実行可能、最大20倍のスピードアップ、APIも利用可能です。但し、クラウド抽出は有料プランの契約が必要になります。
上記画面の下に表示される「実行スケジュール」をクリックすると、既存のものを利用するか、新規で作成するかが選択可能です。

今回は「一回のみ」を選択しました。「スケジュール起動」をクリックすると、下記の画面が表示されます。

数分待つと、下記のようにデータが抽出されました。

次にデータの保存形式を選択します。

以上で、Twitterの人気ハッシュタグを収集する方法は終了です。
弊社のテスト環境では、#マーケティングのtwitterハッシュタグ検索データ1,000件を約3分で収集できました
X(Twitter)のデータ収集における利用規約の遵守について
Xのハッシュタグデータをビジネスに活用する際は、データの取り扱いに一定の注意が必要です。収集したデータはあくまでマーケティング調査・市場分析・自社サービスの改善といった正当なビジネス目的に限って使用し、
①公開投稿のみを対象とする、
②短時間に大量のリクエストを集中させない、
③個人の特定や第三者への無断転売には使用しない、
という3点を基本ルールとして守ることが重要です。
適切な目的と節度ある運用を前提とすれば、SNSデータはビジネスの意思決定を支える強力な情報源になります。
FAQ(よくある質問)
Q1. Twitterのハッシュタグ検索と通常のキーワード検索は何が違うの?
A. 通常のキーワード検索では、そのワードを含む全投稿が表示されますが、twitterハッシュタグ検索(#キーワード)では、意図的にそのタグを付けて投稿したものだけが絞り込まれます。結果として、ノイズが少なく情報価値の高い投稿が集まりやすいため、マーケティング調査や口コミ分析に向いています。
Q2. 無料でTwitterのハッシュタグデータを収集できますか?
A. はい、Octoparseは無料プランから利用でき、基本的なハッシュタグデータの収集であれば費用なしで始められます。大量データの高速収集や自動スケジュール実行には有料プランが必要ですが、まずは無料で機能を試してから判断することをおすすめします。
Q3. プログラミングの知識がなくてもハッシュタグデータを収集できますか?
A. できます。Octoparseはコードを一切書かずに使えるノーコードツールです。「テンプレートを選ぶ → キーワードを入力 → 実行」という3ステップだけで、twitterハッシュタグ検索データをExcelやCSV形式で取得できます。パソコン操作に慣れていない方でも、初日から使いこなせるよう設計されています。
Q4. 収集したハッシュタグデータは具体的にどんなビジネスに活用できますか?
A. 活用シーンは多岐にわたります。たとえば、新商品発売前に関連ハッシュタグの口コミを分析してニーズを把握する、競合ブランドのタグを追跡して他社の評判を調べる、トレンドタグをいち早くキャッチしてSNSキャンペーンに反映する、などが代表的です。ECサイト運営・マーケティング担当・PR担当など、幅広い職種で即戦力になる情報が得られます。
Q5. リアルタイムでトレンドのハッシュタグを自動監視することはできますか?
A. はい、Octoparseのスケジュール機能を使えば、指定したハッシュタグのデータを毎日・毎週など任意のタイミングで自動収集できます。手動でその都度チェックする必要がなく、継続的なトレンド監視や定期レポート作成の業務を大幅に効率化できます。クラウド抽出を使えば24時間365日の無人運転も可能です。
まとめ
日本はX(旧Twitter)の世界第2位の市場であり、毎日膨大な量のリアルな声が投稿され続けています。twitterハッシュタグ検索を適切に活用することで、消費者の本音・行動傾向・トレンドの変化をリアルタイムで把握でき、マーケティング戦略の精度が格段に上がります。
Octoparseを活用すれば、こうしたtwitterハッシュタグ検索データを自動・大量・高速に収集することが可能です。ポストデータの取得方法全般については、X(Twitter)データをビジネスに活かす3つの取得方法の記事で詳しく解説していますので、まずはそちらで全体像を把握することをおすすめします。
また、TwitterやTikTok、小紅書など他のSNSプラットフォームからも同様にデータを収集したい方は、SNSデータ自動収集ツールの選び方と活用事例もあわせてご覧ください。複数のSNSデータを横断的に分析することで、より精度の高い市場洞察が得られます。ビジネスの課題解決から新たなチャンスの発掘まで、データ活用の幅を広げていきましょう。
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