「このページ内の画像をまとめて保存したい」「webサイトの画像を一括ダウンロードしたいけれど、どの方法が自分に向いているか分からない」——そんな悩みをお持っていますか。この記事では、比較表と実体験を交えてブラウザの標準機能・拡張機能から、オンラインツール、ノーコードのOctoparse、Pythonスクリプトまで、5つの方法を目的別に比較し、ホームページの画像を一括ダウンロードする具体的な手順を解説します。
| 方法 | 処理スピードの目安 | 対応できる規模 | 技術難易度 | 画像以外も同時取得 | 複数ページ/無限スクロール |
|---|---|---|---|---|---|
| ブラウザ標準機能(右クリック) | 1枚ずつ・数分 | 数枚程度 | 不要 | × | × |
| ブラウザ拡張機能 | 1ページ数十秒 | 1ページ最大数百枚 | 低い | × | △(手動操作) |
| オンラインツール | 1ページ1〜2分 | 1ページ単位 | 不要 | × | × |
| ノーコードツール(Octoparse) | 設定5分+以降は自動 | 数百〜数万件 | 不要 | ○ | ○ |
| Pythonスクリプト | 実装20〜30分+高速実行 | 制限なし(実装次第) | 高い | ○(実装次第) | △(追加実装) |
ブラウザの拡張機能で画像を一括ダウンロードする方法
単一のWebページから画像をダウンロードしたい場合は、Webブラウザの拡張機能を使うのが最も手軽な方法です。ここでは、代表的な2つのブラウザ(FirefoxとChrome)で画像を一括ダウンロードする方法を紹介します。
Firefoxで画像を保存する方法「無料」
Firefox(ファイアフォックス)は、Mozilla Foundationが開発・提供している、オープンソースのWebブラウザです。カスタマイズ性が高く、「アドオン」と呼ばれる拡張機能を追加することで、機能を拡張できます。
<手順>
- Firefoxのインストール
Firefoxをダウンロードしていない場合、こちらからダウンロードしてください。 - 拡張機能「DownThemAll!」を追加
Firefoxでブラウザを開き、ADD-ONS(アドオンストアページ)から「DownThemAll!」をダウンロードします。 DownThemAll!のダウンロードはこちら

- 画像をダウンロードしたいページを開く
- DownThemAll!のインストールが完了後、画像を一括ダウンロードしたいサイトを開きます。例えば、Pinterestのような画像共有サイトを開いてみましょう。
- DownThemAll!を起動
- ページ上で右クリックし、メニューから「DownThemAll!」を選択します。

- ダウンロードする画像を選択
- 「マスク」タブを開き、リストに表示される画像ファイルのチェックボックスをオンにするか、フィルタを使用して全選択します。

- ダウンロードの実行
- 画面右下の「ダウンロード」ボタンをクリックすると、選択した画像がまとめて保存されます。

Chromeで画像を保存する方法
Chromeでは拡張機能「Image downloader」などを使って画像を一括ダウンロードできます。なお、この拡張機能は2025年3月頃に一度Chromeウェブストアの基準を満たせず利用停止となり、2025年9月に再び利用可能になったという経緯があります。ブラウザ拡張機能は店舗側のポリシー変更で予告なく使えなくなるリスクが構造的にある点には注意が必要です。また、多くの拡張機能は「現在画面に表示されている画像」しか検出できないため、Instagramのカーソルやアルバムのように一部だけ読み込まれるUIでは取得漏れが発生しやすいことも実際の検証で確認しています。
<手順>
- 拡張機能「Image downloader」を追加
- Chromeウェブストアから「Image downloader」を追加します。

- 画像をダウンロードしたいWebサイトを開く
- Chromeブラウザで画像を取得したいWebサイトを開きます。今回もDownThemAll!と同様に、Pinterestの画像を開きます。
- Image downloaderを起動
- ブラウザのツールバーにある拡張機能のアイコンから「Image downloader」をクリックします。
- ダウンロードする画像を選択
- 表示されたウィンドウ内にて、ダウンロードしたい画像にチェックを入れます。
- ダウンロードの実行
- 「Download」ボタンをクリックすると、選択した画像が一括ダウンロードされます。

Chrome拡張機能のより詳しい比較(おすすめ5選とメリット・デメリット)は、【Google Chrome】ページ上の画像を一括保存・ダウンロードする方法でも詳しく解説しています。
関連記事
Image Downloaderの使い方完全ガイド|保存できない時の解決策も
オンラインサービスで画像を一括ダウンロードする方法
ブラウザに拡張機能を追加したくない場合は、URLを貼り付けるだけで使えるオンラインツールも選択肢になります。代表的なのが「Image Cyborg」で、指定したWebページ内の画像を自動検出し、ZIP形式で一括ダウンロードできます。ただし英語UIであることに加え、JavaScriptで後から読み込まれる画像(無限スクロール系のページなど)には対応しきれない場合がある点は留意してください。
Image CyborgでWebページの画像をまとめて保存する方法
ブラウザの拡張機能を使う方法は、単一のWebページの画像を保存する際には便利ですが、複数のWebページから大量の画像を一括ダウンロードする場合には不向きです。
そのような場合に役立つのが「Image Cyborg」というオンラインサービスです。
Image Cyborgは、指定したWebページ内に含まれる画像を自動で取得し、ZIP形式でまとめてダウンロードできるサービスです。

<手順>
- Image Cyborgにアクセスする
- 入力フォームに一括ダウンロードしたいWebページを貼り付ける
- Download Imageをクリックする
- zip形式で画像が一括ダウンロードされる
スクレイピングで画像を一括ダウンロードする方法
Webスクレイピングツールは、Webページ上のあらゆるデータを自動で収集するツールです。Webスクレイピングツールを使えば、Pythonなどのプログラミングなしで誰でも簡単に利用できます。
ノーコードツールOctoparseでWebページの画像を一括保存する方法
Octoparse(オクトパース・オクトパス)は、コーディング不要でWebページの情報を自動取得できるWebクローラーツールです。URLを入力して画像を1枚クリックするだけで、ページ内のすべての画像URLを一括取得できます。さらに詳しい操作手順とトラブルシューティング(ページネーションが動かない場合・画像が読み込まれない場合の対処法)は、Webサイトから画像を一括ダウンロードする方法で実例つきで解説しています。
<Octoparseの利用シーン>
- 複数ページにまたがる画像の取得
- Webサイトによってはページネーションがあり、画像を取得するには1ページずつ移動する必要があります。Octoparseは、自動でページを切り替えながら画像URLを収集できるため、手作業を省略できます。
- 無限スクロールのページからの画像取得

- Google画像検索やSNSなどのように、スクロール操作をしないと新しい画像が表示されないサイトにも対応可能です。Octoparseは人間のスクロール操作をシミュレートできるため、すべての画像を一括取得できます。
- 画像と関連情報をセットで収集
- Octoparseの強みは、画像だけでなく商品名・価格・レビュー数などの関連データを同時に収集できる点です。たとえばAmazonスクレイパーのテンプレートでは、ASIN・商品名・価格・画像・出品者情報・ベストセラーランキング・寸法・在庫状況などをワンセットで取得できます。SNSの画像を収集したい場合は、ユーザー名・ツイート本文・画像・いいね数・リツイート数・投稿日時・フォロワー数が取得できるX(Twitter)スクレイパーや、TikTokスクレイパー、SNS情報取得スクレイパーのテンプレートも用意されています。ECサイトの競合調査に活用したい方はECサイト・価格調査のユースケースもご参考ください。

- その他にも、求人サイトであれば、募集職種、給与、待遇などの情報を一括で取得することが可能です。抽出したデータは市場分析、競合分析、営業リストの作成などに活用できます。
画像をローカルフォルダへ直接ダウンロードする
以前のOctoparseは画像URLの抽出のみに対応していましたが、現在のバージョンではローカル抽出時に画像ファイル自体をローカルフォルダへ直接ダウンロードする機能が追加されています。データプレビューで画像フィールドを選択するだけで、URL抽出とファイルの実体保存を同時に行えます。以下は具体的な設定手順です。
ステップ1:Octoparseを開いて画像を保存したいWebページのURLを入力する
Octoparseのホーム画面の検索ボックスに、画像を取得したいページのURLを入力し、「スタート」をクリックします。

ステップ2:画像をクリックして「画像ファイル」を選択する
ページが読み込まれたら、対象の画像を1つクリックし、表示される操作提案パネルから「類似要素をすべて選択」→「画像ファイル」を選びます。

ステップ3:無限スクロール・ページネーションを設定する(該当する場合)
タスク設定をクリックし、画像を保存したい保存先を設定してください。


ステップ4:無限スクロール・ページネーションを設定する(該当する場合)
「Webページを開く」をダブルクリックし、「ページが読み込まれた後」の設定画面で「スクロールタイプ」をオンにして、スクロールの間隔と回数を調整します。また、ページ送り形式のサイトでは、ページネーションのボタンを指定することで、自動的に次のページへ移動しながらデータを収集できます。
ステップ5:データプレビューで取得結果を確認する
画像URLが一覧として表示されたら、右上の「実行」をクリックしてタスクを開始します。
ステップ6:収集した画像をエクスポートする
実行が完了したら、Excel・CSV・Google Sheetsなど任意の形式でデータをエクスポートします。その後、ダウンロードした複数の画像を設定した保存先で確認してください。


画像URLのみを取得した場合は、Excelのイメージ関数(Microsoft 365/Google Spreadsheetのみ対応)や、Kutools for Excelを使って画像を一括展開する方法もあります。
AIエージェントと連携して画像収集を自動化する(Octoparse MCP)
定期的に複数サイトの画像データを集めて分析や商品比較に使いたい場合は、Octoparse MCP Serverを使うことで、ChatGPTやClaudeなどのAIアシスタントに自然言語で指示するだけで画像URLや関連データの取得を自動化できます。「Amazonで人気の商品画像と価格を上位5件取得して」と伝えるだけで、テンプレートの選択から実行までをAIが行い、構造化されたデータを返してくれます。MCPの仕組みについてはMCP とはの解説記事、具体的な接続方法は使用チュートリアルもご参考ください。
以下の記事では、Octoparseを使って楽天市場から画像を一括保存する方法を解説しています。プログラミング不要で、数回のクリックと簡単な操作だけでスクレイピングができるので、ぜひ参考にしてください。
Pythonスクリプトで画像を一括ダウンロードする方法
Pythonスクリプトで画像を一括ダウンロードする方法
Pythonスクリプトを使うと、ウェブページから画像を自動的に一括ダウンロードすることができます。プログラミングに慣れている方や、独自の条件でフィルタリングしたい方に向いています。
<手順>
- ライブラリのインストール
はじめに、スクレイピング用のライブラリをインストールします。
- スクリプトの実行
次に、以下のコードを貼り付けて実行します。今回は、本記事の画像を取得してみます。
- 取得画像の確認
- スクリプトの実行後、保存された画像を確認します。
- 今回は、手軽にPythonのコードを試せる Google Colab を使用しました。
- 左側の”downloaded_images” フォルダに一覧が表示されます。各画像は、フォルダを開くことで個別に確認可能です。

このスクリプトは、Webページ上の画像を自動で検出し、指定したローカルフォルダに保存する基本的な機能を備えています。また、ダウンロード時のエラー処理を行い、処理の進行状況をリアルタイムで確認できるため、効率的に画像を取得できます。
さらに、用途や環境に応じて上記コードに調整を加えることで、柔軟な運用が可能になります。例えば、短時間に大量のリクエストを送ることを避けるために、一定の間隔を空けて処理を実行することで、サーバー負荷を軽減できます。さらに、対象サイトの robots.txt を確認し、ルールに沿った運用を行うことで、より適切なデータ取得が可能になります。
5つの方法を実際に比較してみて分かったこと
実際に同じページで5つの方法を試したところ、明確な傾向が見えてきました。数枚〜数十枚程度であれば、右クリックや拡張機能で十分です。一方、Pinterestのような画像共有サイトや無限スクロール型のページでは、拡張機能は「今表示されている範囲」しか拾えず、スクロール→実行を何度も繰り返す必要がありました。また、ブラウザ拡張機能は店舗側のポリシー変更で突然使えなくなるリスクがある点も、前述のImage Downloaderの事例の通り無視できません。
定期的に競合サイトの商品画像やSNSの投稿画像を収集する業務では、画像URLと関連データ(価格・投稿日時など)を同時に、かつページをまたいで自動取得できるOctoparseのようなノーコードツールに分があるという実感です。Pythonは自由度が最も高い一方、JavaScriptで生成される画像や認証が必要なページには追加実装(Selenium等)が必要になる点も実務上のハードルです。
画像を一括ダウンロードする際の注意点
画像を一括で保存する際は、著作権とサイトの利用規約の確認が欠かせません。Web上の画像には著作権がある場合が多く、商用利用を前提とする場合は特に注意が必要です。また、短時間に大量のリクエストを送るとサーバーに負荷をかけ、アクセス制限やIPブロックの対象になる可能性があります。robots.txtのルールを確認し、リクエスト間隔をあける(前述のPythonコードのdelay設定など)といった配慮を行いましょう。スクレイピング全般のブロック回避について、より詳しくはスクレイピングのブロック回避方法もご参考ください。
よくある質問
Q1. ページ内の画像を一括保存するのに、一番手軽な方法はどれですか?
枚数が少ない場合は、ブラウザの右クリックや拡張機能(Imageyeなど)が最も手軽です。一方、複数ページにまたがる画像や、関連データも同時に取得したい場合は、ノーコードのOctoparseのようなWebスクレイピングツールが向いています。記事冒頭の比較表で、ご自身の目的に合った方法を確認してみてください。
Q2. Webサイトの画像を一括ダウンロードするのは違法ではないのですか?
公開されている画像を個人的に閲覧・保存する行為自体は、多くの場合問題になりません。ただし、著作権者の許可なく商用利用したり、サイトの利用規約で画像取得を明示的に禁止している場合は注意が必要です。スクレイピングの合法性についてのよくある誤解は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
Q3. ブラウザ拡張機能で画像が一部しか取得できないのはなぜですか?
多くの拡張機能は「現在画面に表示(読み込み済み)の画像」しか検出できません。無限スクロール型のページでは、スクロールして新しい画像を読み込むたびに再実行する必要があります。こうしたページを定期的・大量に処理したい場合は、無限スクロールに対応したOctoparseのようなツールの利用がおすすめです。
Q4. 取得した画像URLを、AIを使った分析や別システムに連携することはできますか?
はい。Octoparse MCP Serverを使えば、ChatGPTやClaudeなどのAIアシスタントに自然言語で指示するだけで、画像URLや関連データの取得から構造化データとしての出力までを自動化できます。詳しい仕組みはOctoparse MCPのページをご覧ください。
まとめ
今回は、Webページ上の画像を一括保存する5つの方法を紹介しました。ページ内の画像を保存する方法は、目的の規模と頻度によって最適解が変わります。数枚程度ならブラウザの標準機能や拡張機能、ホームページ全体や複数ページにまたがる画像をまとめて、しかも関連データと一緒に定期的に取得したい場合は、ノーコードのOctoparseが最も効率的です。さらにAIアシスタントと連携して画像収集ごとAIワークフローに組み込みたい方は、Octoparse MCPもあわせてご検討ください。記事冒頭の比較表を参考に、目的に合った方法を選んでみてください。
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