Googleマップには、店舗名、住所、電話番号、営業時間、口コミ、評価、WebサイトURLなど、営業活動や市場調査に役立つ情報が数多く掲載されています。これらの情報を手作業で集めることもできますが、件数が増えるほど時間も手間もかかります。
そこで活用したいのが、Googleマップのスクレイピングです。スクレイピングを使えば、Googleマップ上の店舗情報を効率よく収集し、営業リストの作成や競合調査に活用できます。
本記事では、Googleマップをスクレイピングする主な方法を整理しながら、特に営業リスト作成に使いやすい手順を紹介します。
Googleマップのスクレイピングで取得できる情報
Googleマップをスクレイピングすると、エリアや業種を指定して、店舗や企業の情報を一覧化できます。営業リスト作成でよく使われるのは、店舗名、住所、電話番号、営業時間、レビュー数、評価、WebサイトURLなどの情報です。
例えば「東京 カフェ」「大阪 美容室」「名古屋 税理士」のように検索条件を指定すれば、対象エリアの候補リストを効率的に作成できます。新規営業先のリストアップ、地域別の競合調査、出店エリアの検討などに活用しやすい点が大きなメリットです。
Googleマップをスクレイピングする主な方法
Googleマップのデータを取得する方法はいくつかあります。公式APIを使う方法、スクレイピングツールを使う方法、Pythonで自作する方法、GitHubのオープンソースプロジェクトを利用する方法です。それぞれ特徴が異なるため、目的やスキルに合わせて選ぶことが重要です。
1. Places API of Google Maps Platform(Google Maps API)
Google Maps Platformには、地図を表示する「Maps」、ルートや所要時間を取得する「Routes」、周辺スポットや施設情報を取得する「Places」などの機能があります。
その中でもPlaces APIを使えば、指定した地点や検索条件に基づいて、施設名、所在地、評価などの場所データを取得できます。Google公式の仕組みを利用できるため、安定した方法のひとつです。
ただし、Places APIは従量課金制であり、取得できるデータ項目にも制限があります。必要な情報をすべて取得できるとは限らないため、営業リスト作成に使う場合は、事前に取得可能なフィールドを確認しておく必要があります。

2. Octoparseのテンプレートを使う
営業リスト作成を目的にGoogleマップをスクレイピングするなら、スクレイピングツールを使う方法がもっとも始めやすいでしょう。
「Octoparse」は、プログラミング不要でWebサイトからデータを取得できるスクレイピングツールです。Googleマップのように、検索結果から複数の店舗情報を取得したい場合でも、テンプレートを使えば手軽にデータ収集を始められます。
特にGoogleマップ向けテンプレートでは、キーワードやURLを入力するだけで、ビジネス名、住所、電話番号、営業時間、レビュー、WebサイトURLなどを自動で抽出できます。取得したデータはExcelやCSV形式で出力できるため、そのまま営業リストとして活用できます。
https://www.octoparse.jp/template/google-maps-store-listing-scraper
https://www.octoparse.jp/template/google-maps-scraper-listing-page-by-keyword
https://www.octoparse.jp/template/google-maps-jp-review-url-scraper
https://www.octoparse.jp/template/google-search-scraper
テンプレートを使う流れはシンプルです。対象となるエリアや業種に合わせてキーワードを入力し、必要な店舗情報を取得します。その後、取得したデータをCSVやExcelでエクスポートすれば、営業活動に使えるリストとして整理できます。

また、テンプレートで対応していないサイトや、より細かい条件でデータを取得したい場合は、自分でタスクを作成することも可能です。クリック、スクロール、ページ送りなどの操作を画面上で設定できるため、コードを書かずに柔軟なデータ収集を行えます。
3. Pythonフレームワーク・ライブラリを使う
Pythonを使ってGoogleマップのスクレイピング処理を自作する方法もあります。ScrapyやBeautiful Soup、Seleniumなどを組み合わせれば、取得したいデータや処理内容に合わせて柔軟にクローラーを構築できます。
この方法はカスタマイズ性が高い一方で、プログラミング知識が必要です。また、ページ構造の変更に合わせた保守や、動的ページへの対応も必要になるため、非エンジニアにはややハードルが高い方法といえます。
4. GitHubのオープンソースプロジェクトを使う
GitHubには、Googleマップのスクレイピングに関連するオープンソースプロジェクトも公開されています。既存のコードを活用できるため、ゼロから開発する手間を減らせる場合があります。
例えば、Googleマップの検索結果を取得するためのNode.jsプロジェクトなどがあります。ただし、環境構築やコードの理解が必要であり、プロジェクトの更新状況や品質によって安定性も変わります。
そのため、開発経験があり、自社の要件に合わせて調整できる場合には選択肢になりますが、営業リストをすぐに作成したい場合は、テンプレート付きのスクレイピングツールのほうが現実的です。
Googleマップのスクレイピングが営業リスト作成に向いている理由
Googleマップのスクレイピングが営業リスト作成に向いている理由は、地域と業種を組み合わせてターゲットを探しやすいからです。特定のエリアにある店舗や企業を一覧化できれば、新規営業先の候補を効率的に整理できます。
さらに、電話番号やWebサイトURL、レビュー数、評価なども合わせて確認できるため、単なる連絡先リストではなく、営業優先度の判断にも使えるデータになります。手作業で1件ずつ調べるよりも、情報収集にかかる時間を大幅に削減できます。
どの方法を選ぶべきか
Googleマップをスクレイピングする方法は複数ありますが、選び方は目的によって変わります。公式の仕組みを使いたい場合はPlaces API、細かく制御したい場合はPythonやオープンソースプロジェクト、できるだけ手軽に営業リストを作りたい場合はOctoparseのようなスクレイピングツールが向いています。
特に、非エンジニアが短時間でデータ収集を始めたい場合や、営業リスト作成をすぐに業務へ取り入れたい場合は、Googleマップ向けテンプレートから始めるのがおすすめです。
まとめ
Googleマップのスクレイピングを活用すれば、店舗名、住所、電話番号、営業時間、レビュー、WebサイトURLなどの情報を効率的に収集し、営業リスト作成や市場調査に活用できます。
方法としては、Places API、スクレイピングツール、Python、GitHubのオープンソースプロジェクトがあります。中でも、手軽に始めたい場合は、Googleマップ向けテンプレートを使えるOctoparseが便利です。
まずはテンプレートで取得できるデータを確認し、自社の営業活動や市場調査に合った形で活用してみましょう。
参考:
Googleマップから座標(緯度・経度)を取得する方法ご紹介




