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【2026年最新】Webスクレイピングツールおすすめ12選 | 無料・Chrome・AI対応を用途別に徹底比較

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Webスクレイピングツール選びに迷ったらここから。クラウド型・Chrome拡張・RPA・AI搭載型など5タイプ別に12ツールを徹底比較。無料プランの有無・日本語対応・クラウド実行を一覧表で確認できます。自分に合う1本が必ず見つかる選び方ガイド付き。

約10分で読めます

Webスクレイピングツールを選ぶなら、非エンニアが定期的にデータを集める用途ではOctoparse、Chromeで表示中の表を一度だけ取り出すならInstant Data ScraperやWeb Scraper、開発自由度を優先するならScrapyが有力です。無料で始められる製品は多いものの、ページ送り、詳細ページ、クラウド実行、日本語サポート、取得上限には大きな違いがあります。

この記事では、公開中の公式サイトと料金ページを2026年8月11日に確認し、実際に使ってみた12種類のスクレイピングツールを「誰に向くか」「無料でどこまで使えるか」「最初のデータをどう出力するか」という視点で比較しました。

筆者が企業のデータ収集支援で重視してきたのは、初回の使いやすさだけではなく、翌週も同じ結果を再現できるか、担当者が変わっても運用できるかという点です。もしご参考になれば幸いです。

30秒でわかるWebスクレイピングツールの選び方

やりたいことおすすめ選ぶ理由
コードなしで本格運用OctoparseAI自動検出、視覚的フロー、クラウド実行、日本語サポート
ChromeですぐCSV化Instant Data Scraper現在のページから表やリストを短時間で抽出
無料で複数ページを設計Web Scraperローカル拡張は無料。Sitemapでページ送りにも対応
AIに列を提案してほしいThunderbit自然言語とAI列提案で初期設定が軽い
複雑な動的ページParseHubクリック、スクロール、詳細ページを視覚的に設定
大規模な開発・内製ScrapyPythonで制御でき、非同期処理と拡張性に強い
Microsoft業務と一体化Power AutomateExcel、SharePoint、Teamsなどと連携しやすい
国内企業向け支援重視ShtockData日本人による導入・運用サポート

Webスクレイピングツールとは?

Webスクレイピングツールとは、Webページ上の文字、価格、画像URL、リンク、レビューなどを自動的に抽出し、CSV・Excel・JSONなどの構造化データへ変換するソフトウェアです。手作業のコピー&ペーストを減らし、競合価格調査、営業リスト作成、求人分析、口コミ調査などを効率化できます。

ウェブスクレイピングの方法は、Chrome拡張機能、デスクトップ型、クラウド型、RPA、Pythonフレームワークに分かれます。少量の一回収集なら拡張機能で十分ですが、定期実行や数千ページ規模では、クラウド型または開発型のほうが安定しやすくなります。

無料のスクレイピングツールは「無料の種類」を確認する

「無料」と表示されていても、実際には永久無料、無料枠、期間限定トライアル、オープンソースの4種類があります。料金だけで選ぶと、ページ送りや定期実行が必要になった段階で作り直しになるため、無料範囲と運用条件を一緒に確認してください。

無料タイプ意味確認ポイント
永久無料のローカル機能PCやブラウザ上で継続利用できるクラウド実行、保存量、APIは別料金か
無料プラン/無料枠毎月または毎回の上限内で利用ページ、行、タスク、クレジットの数え方
無料トライアル一定期間だけ有料機能を試せる期限、カード登録、自動更新
オープンソースソフト自体は無料開発、サーバー、保守の人件費

注意:無料版があることと、業務で無料運用できることは同じではありません。クラウド実行、スケジュール、IP管理、チーム共有、API連携が必要なら、総作業時間まで含めて比較しましょう。

Webスクレイピングツール比較表

ツールタイプ無料日本語定期実行主な対象
Octoparseノーコード+クラウドFreeありUI・支援あり有料クラウド初心者〜企業
80legsクラウド+開発10,000 URL/回英語APIで可開発者・大規模
ShtockData国内ノーコード無料トライアルありあり国内企業
Web ScraperChrome+クラウドローカル無料主に英語クラウド有料中級者
Instant Data ScraperChrome拡張無料限定的手動中心単発・少量
ListlyChrome/Edge拡張無料枠あり対応プラン依存表・一覧
ParseHubデスクトップ+クラウド200ページ/回英語有料複雑ページ
WebHarvyWindowsアプリ評価版英語ローカル買い切り希望
ThunderbitAI Chrome拡張6ページ/月日本語ページあり有料AIで素早く設定
Power AutomateRPA30日試用ありプラン依存Microsoft業務
UiPath企業RPA試用/Free系ありプラン依存全社自動化
ScrapyPython OSS無料資料は主に英語自社構築開発者・大規模

失敗しないための6つの選択基準

  • データ量:数十件の単発取得か、数万ページの継続収集か。
  • 実行頻度:一度だけか、毎日・毎週の自動更新か。
  • ページ難易度:静的な表か、JavaScript、無限スクロール、ログイン、詳細ページがあるか。
  • 技術レベル:完全ノーコードが必要か、CSS/XPathやPythonを扱えるか。
  • 出力先:CSVだけでよいか、Excel、Google Sheets、API、データベースまで必要か。
  • 運用体制:個人利用か、チーム共有、日本語サポート、権限管理が必要か。

私がツール選定を支援するときは、最初に「何件取るか」よりも「同じ仕事を来週もするか」を確認します。繰り返す仕事なら、初回設定が数分短いことより、スケジュール、エラー通知、修正しやすさのほうが総コストへ大きく影響するためです。

おすすめWebスクレイピングツール12選

以下では、各ツールを同じ順序で整理します。操作手順は最短ルートを示したものであり、対象サイトの構造や利用規約によって追加設定が必要です。

1.Octoparse(オクトパース・オクトパス)

Octoparseは、対象ページのURLを入力し、画面上で欲しい項目を選択して抽出フローを作成できる無料利用可能なノーコード型Webスクレイピングツールです。AI自動検出が一覧の繰り返し構造を見つけ、ページ送り、詳細ページへの遷移、クリック、ログイン、無限スクロールなどを視覚的なワークフローとして編集できます。ローカル実行に加えてクラウド実行、スケジュール、テンプレート、各種出力を備えるため、単発取得から定期的な業務運用へ段階的に広げやすいのが特徴です。

プログラミングなしで複数ページ、詳細ページ、定期収集まで発展させたい人の第一候補です。それに、600以上のテンプレートもあるので、プログラミング知識がないビジレスマン・マーケターでも各サイトのデータを簡単に取得し、業務を効率化できます。

こんな場合に選ぶ

  • 非エンジニアが、一覧と詳細ページをまたぐ収集タスクを自分で作成・修正したい
  • 競合価格、求人、不動産、口コミなどを毎日・毎週同じ条件で更新したい
  • ページ送り、Load More、無限スクロール、ログイン後の画面を視覚的に設定したい
  • 担当者交代に備え、処理手順が見える形でタスクをチーム運用したい

向いている人:EC価格監視、営業リスト、求人、不動産、口コミなどを継続的に集めたい非エンジニアや企業チーム。

向いていない人:現在表示している表を一度だけCSVにしたい人には、Chrome拡張のほうが軽い場合があります。

無料・料金:Freeプランではローカルデバイスのみでタスクを実行できるが、月間50000件のデータエクスポートが可能です。月払いはStandard 119 USD、Professional 299 USD、年払いはStandard 99 USD/月相当、Professional 249 USD/月相当。機能・割引は契約時に公式料金ページで確認してください。

編集部レビュー:初回だけでなく、同じタスクを毎週再利用しやすい点が強みです。クリック、ループ、ページ送りがワークフローとして見えるため、どこを直せばよいか説明しやすく、担当者交代にも向きます。

公式情報:https://www.octoparse.jp/

OctoparseでWebデータをスクレイピングする

Octoparseでは、2つのデータ収集方法が提供されています。1つは事前構築されたテンプレートでデータを取得します。600以上のテンプレートがあるので、ECサイトにしても、Googleマップにしても、さまざまな分野に対応可能です。もう1つはカスタマイズタスクです。Octoparseは一覧から各詳細ページへ移動し、毎日または毎週更新するタスクでは、Chrome拡張よりワークフローの再利用性が高くなります。

ここでは、Googleマップのテンプレートを使うことで店舗情報を収集することを例としてその使い方を詳しく紹介します。

手順1.Octoparseにログインする

まずはOctoparseにログインする。

手順2.テンプレートを選択する

Octoparseにログインしてから、目的に合うテンプレートを選択してください。ここでは、Googleマップデータを取得するテンプレートを選択します。

テンプレートを選択 octoparse
google mapテンプレートを選択 octoparse

手順3.テンプレートにデータを入力

テンプレートに抽出したいデータのキーワードまたは対象ページのURLを入力してください。

テンプレートにデータを入力

手順4.データを実行する

「実行」をクリックし、データの取得をスタートします。

データの実行をクリック

手順5.データをエクスポート

取得したデータを確認し、もし問題がなければExcel、CSV、JSONなどへ出力します。

データをエクスポート
データをエクスポート octoparse

手順6.定期実行へ移行する

毎日・毎週の更新が必要なら、プランを確認してクラウド実行とスケジュールを設定します。失敗通知と再実行担当も決めておきます。

競合情報も営業リストも、ウェブデータをそのままExcel・CSV・Google Sheetsに出力

コード不要、誰でも今日から。クリック操作だけで必要な項目を自動抽出

Google Maps・食べログ・iタウンページ向けテンプレートで、リード獲得をすぐに開始

クラウドで毎日・毎週自動実行。大量取得でも安定して、競合動向を常に把握

MCP対応でAIエージェントと連携。収集データをAIに渡して分析・活用まで一気通貫

クレジットカード不要で無料スタート。世界600万人以上が選んだ信頼のツール

2.80legs

80legsは、多数のURLをクラウド上で並列クロールすることを想定したWebクローリングサービスです。標準アプリを使うだけでなく、JavaScriptで取得処理をカスタマイズし、API経由でジョブを投入・管理できます。操作の簡単さよりも、対象URL数、処理規模、開発自由度を重視する設計であり、ノーコードの表抽出ツールというより開発者向けのクラウド基盤として捉えると分かりやすい製品です。

大量URLをクラウドでクロールし、JavaScriptで動作をカスタマイズしたい開発者向けです。

こんな場合に選ぶ

  • 数千件以上のURLをクラウド側でまとめて処理したい
  • APIからクロールを開始し、自社システムへ結果を組み込みたい
  • JavaScriptで抽出ロジックやページ処理を細かく制御したい
  • GUIの分かりやすさより、処理量と開発拡張性を優先する

向いている人:数千〜数百万URLを対象に、APIや独自ロジックを使いたい技術チーム。

向いていない人:完全ノーコードや日本語サポートを求める初心者には学習負担があります。

無料・料金:Freeは同時1クロール、1回最大10,000 URL、月間クロール回数は無制限。Intro 29 USD/月から。

使い方

  1. アカウントを作成し、標準アプリまたはテンプレートを選びます。
  2. 開始URLと収集ルールを設定し、必要ならJavaScriptでカスタマイズします。
  3. クラウドでクロールを実行し、完了後に結果をダウンロードします。

編集部レビュー:無料枠のURL数は大きい一方、抽出ロジックの理解が必要です。「URLを入れるだけの初心者向けツール」ではなく、クラウド型クローリング基盤として評価したほうが正確です。

公式情報:https://80legs.com/pricing/

3.ShtockData(シュトックデータ)

ShtockDataは、日本企業向けに提供されるノーコードのWebデータ収集・クローリングツールです。競合価格、商品、口コミ、営業リスト、不動産などの公開情報を収集し、継続運用まで含めて相談できる点に特徴があります。単にブラウザ上の表を抜き出すだけでなく、日本語で要件を整理し、導入や運用の支援を受けながら業務へ組み込みたい企業に適したサービスです。

日本企業向けの導入支援と長期運用を重視する、国産のノーコードWebデータ収集ツールです。

こんな場合に選ぶ

  • 社内にスクレイピング担当者がおらず、日本語で導入相談をしたい
  • 価格調査や営業リスト作成を一度きりではなく継続業務にしたい
  • 自社の対象サイトで取得できるか、運用方法を含めて確認したい
  • ツール機能だけでなく、国内企業向けの支援体制を重視する

向いている人:日本語で相談しながら、競合価格、営業リスト、口コミ、不動産などを安定収集したい企業。

向いていない人:個人が無料で短時間だけ試す用途では、Chrome拡張のほうが始めやすい場合があります。

無料・料金:無料トライアルあり。正式料金は問い合わせが中心のため、必要ページ数と支援範囲を伝えて確認します。

使い方

  1. 対象サイトと取得項目を整理し、無料トライアルまたは問い合わせを申し込みます。
  2. 管理画面でURLと取得箇所を設定し、プレビューで項目を確認します。
  3. スケジュールと通知条件を設定し、CSVまたは必要な納品形式で利用します。

編集部レビュー:旧原稿の「株価データ特化」という説明は誤りです。公式サイトではノーコードのWebスクレイピング/クローリングツールとして、価格調査、口コミ、営業リスト、生成AIデータなど幅広い用途を案内しています。

公式情報:https://www.shtockdata.com/tool/index.php

4.Web Scraper

Web Scraperは、Chromeの開発者ツール内で「Sitemap」と複数のSelectorを組み立て、Webページを巡回してデータを抽出するツールです。テキストやリンクだけでなく、一覧から詳細ページへの移動やページ送りも階層として設計できます。ローカルのブラウザ拡張は無料で使えるため、CSSセレクタとサイト構造を学びながら、比較的柔軟な抽出を自分で構築したい人に向きます。

Chrome拡張でSitemapを設計し、ページ送りや詳細ページまで無料で学びたい人に向きます。

こんな場合に選ぶ

  • 無料のChrome拡張で複数ページの取得設計まで試したい
  • CSSセレクタや親子階層を学ぶことに抵抗がない
  • 一覧から商品詳細へ移動し、複数列をまとめて取得したい
  • 将来は同じSitemapをクラウド実行へ移行する可能性がある

向いている人:少〜中規模の収集をブラウザで行い、CSSセレクタや階層構造を少し学べる人。

向いていない人:設定を最小限にしたい初心者や、PCを閉じて定期実行したい人にはクラウド型が適します。

無料・料金:ブラウザ拡張はローカル利用が無料。CloudはProject 50 USD/月からで、7日間の無料トライアルがあります。

使い方

  1. Chrome拡張を追加し、開発者ツール内のWeb Scraperを開きます。
  2. Sitemapを作り、テキスト、リンク、ページ送りなどのSelectorを追加します。
  3. Scrapeを実行し、CSVまたはXLSXへ書き出します。

編集部レビュー:無料版でも柔軟ですが、SitemapとSelectorの考え方に慣れる必要があります。単純な一画面抽出より、複数ページを自分で組み立てたい人に向くツールです。

公式情報:https://webscraper.io/pricing

関連記事:Web Scraperの使い方完全ガイド|インストールからCSV出力まで

5.Instant Data Scraper

Instant Data Scraperは、開いているWebページの繰り返しパターンを自動検出し、表や一覧をCSV・XLSXへ保存できるChrome拡張機能です。セレクタやコードを自分で書かなくても、検出された列の削除や名称変更、次ページ候補の指定を行えます。設定と再利用を重視する本格ツールではなく、検索結果や商品一覧をその場で表にしたい場面で速さを発揮します。

表示中のページから表やリストをすぐExcel/CSVへ出したいときに最も軽い選択肢の一つです。

こんな場合に選ぶ

  • 現在表示している商品一覧や検索結果をすぐExcelへ移したい
  • 数十〜数百件程度の単発収集で、複雑な設定を避けたい
  • ページ構造が規則的で、欲しい情報が一覧画面にそろっている
  • 定期実行やチーム管理より、最初の出力までの速さを優先する

向いている人:商品一覧、検索結果、ディレクトリなど、繰り返し構造が明確なページを一度だけ取得したい人。

向いていない人:複雑なログイン操作、複数階層、チーム運用、クラウドスケジュールには向きません。

無料・料金:Chrome Web Storeで無料提供。公開条件や権限はインストール時に確認してください。

使い方

  1. Chromeへ拡張機能を追加し、取得したい一覧ページを開きます。
  2. 拡張機能を起動し、検出された表と列を確認します。
  3. 必要なら次ページ設定を調整し、CSVまたはXLSXで保存します。

編集部レビュー:最初の表を出すまでが速い反面、再現性や詳細ページの管理は専用クラウドツールほど強くありません。「今日だけ必要な表」に使うと価値が分かりやすいです。

公式情報:https://chromewebstore.google.com/detail/instant-data-scraper/ofaokhiedipichpaobibbnahnkdoiiah

関連記事:【2026最新】Instant Data Scraperの使い方|高速でWebデータをCSV抽出

6.Listly

Listlyは、ChromeやEdgeからWebページ上の一覧データを抽出し、ExcelやGoogle Sheetsなどで扱いやすい形へ変換するブラウザ拡張型サービスです。表として認識しやすいページを短時間でデータ化でき、日本語環境で扱いやすい点も選択理由になります。高度なクローラー構築より、日常業務で見つけた一覧をスプレッドシートへ移す用途に適しています。

Webページの一覧データをExcelやGoogle Sheetsへ素早く移したい人向けの拡張機能です。

こんな場合に選ぶ

  • Web上の表や一覧をExcel・Google Sheets中心で処理したい
  • ChromeまたはEdgeから素早く抽出を開始したい
  • 日本語で分かりやすく使えるブラウザ拡張を探している
  • 複雑なログイン操作より、規則的な一覧ページを多く扱う

向いている人:Chrome/Edge上で表形式のデータを扱い、日本語UIやスプレッドシート連携を重視する人。

向いていない人:高度な条件分岐や大規模なクラウド運用を中心に考える場合は別の選択肢が必要です。

無料・料金:無料利用枠と有料機能があります。URL上限やスケジュール機能は契約画面で最新条件を確認してください。

使い方

  1. 公式サイトから対応ブラウザの拡張機能を追加します。
  2. 対象ページを開いてListlyを起動し、抽出候補を確認します。
  3. 列を整え、ExcelまたはGoogle Sheetsへ出力します。

編集部レビュー:「listly.io」のWebデータ抽出サービスと、別ドメインの同名リスト共有サービスを混同しないことが重要です。必ず公式URLと開発元を確認して導入してください。

公式情報:https://www.listly.io/en/

7.ParseHub

ParseHubは、内蔵ブラウザ上で要素をクリックし、動的なWebサイトからデータを抽出するデスクトップ型ツールです。Select、Relative Select、クリック、条件、ページ送りなどを組み合わせ、JavaScriptで表示される内容、無限スクロール、カレンダー、一覧から詳細ページへの移動にも対応できます。英語UIと料金面の検討は必要ですが、コードを書かずに複雑な操作を細かく組みたい場合に候補になります。

JavaScript、無限スクロール、カレンダーなどを含む複雑なページを視覚的に設定したい人向けです。

こんな場合に選ぶ

  • JavaScriptで後から表示される要素や無限スクロールを取得したい
  • クリックや詳細ページへの遷移を視覚的に組み立てたい
  • 英語UIでも、複雑なページの抽出条件を細かく設定したい
  • 無料枠で構造を検証し、有料化の前に取得精度を確認したい

向いている人:動的ページや複数クリックがあり、英語UIでも詳細なプロジェクトを組みたい人。

向いていない人:大量運用では有料プランが高額になりやすく、日本語支援を重視する企業には不向きです。

無料・料金:Freeは5つの公開プロジェクト、1回200ページ、保存14日。Standardは189 USD/月。

使い方

  1. デスクトップアプリを導入し、New Projectへ対象URLを入力します。
  2. 取得したい項目をクリックし、Select、Relative Select、Next Pageなどを設定します。
  3. 少量テスト後にRunを実行し、CSV/JSONなどへ出力します。

編集部レビュー:視覚的に複雑な操作を組める反面、無料プランのプロジェクトが公開扱いになる点は業務利用前に確認が必要です。機密性のある設計やデータは有料条件も含めて判断しましょう。

公式情報:https://www.parsehub.com/pricing

8.WebHarvy

WebHarvyは、Windows向けの内蔵ブラウザで商品名や価格などをクリックし、類似項目をパターン認識して抽出するデスクトップ型スクレイピングソフトです。CSV、Excel、XML、JSON、SQLなど複数形式へ出力でき、サブページやページ送りも設定できます。月額クラウドサービスではなく買い切りライセンスを希望し、特定のWindows PCで運用する場合に特徴が明確な製品です。

月額課金を避け、Windows PC上でポイント&クリック式の抽出を行いたい人に向きます。

こんな場合に選ぶ

  • Windows PCで完結し、買い切りライセンスを選びたい
  • ポイント&クリックで商品一覧やディレクトリを取得したい
  • CSVだけでなくExcel、XML、SQLなどへ保存したい
  • クラウド実行やチーム共有が不要で、同じPCを継続利用できる

向いている人:Windows中心の個人・小規模業務で、買い切りライセンスを希望する人。

向いていない人:Mac利用者、クラウド実行、チーム共有を優先する場合には適しません。

無料・料金:評価版あり。Single User Licenseは通常129 USD、確認時は期間限定99 USD。1年間の更新とメールサポート、対象バージョンの永久利用を含みます。

使い方

  1. 評価版をWindowsへインストールし、内蔵ブラウザで対象ページを開きます。
  2. 商品名や価格をクリックし、パターン検出とページ送りを確認します。
  3. 実行後にCSV、Excel、XML、SQLなど必要な形式へ保存します。

編集部レビュー:買い切りは長期コストを読みやすくしますが、クラウドサービスのようなPCオフ実行は期待できません。対象サイトとの相性を評価版で確認してから購入するのが安全です。

公式情報:https://www.webharvy.com/buy.html

9.Thunderbit

Thunderbitは、AIがページ内容を読み取り、取得する列と説明を提案するChrome拡張型のWebスクレイパーです。自然言語で列の要件を補足し、サブページから追加情報を取得したり、Google Sheets、Airtable、Notionなどへ出力したりできます。従来のセレクタ設定を減らし、営業やEC担当者が短時間で構造化データを作ることに重点を置いた製品です。

AIに取得列を提案させ、Chromeから短時間で構造化データを作りたい非エンジニア向けです。

こんな場合に選ぶ

  • 欲しい列を自然言語で伝え、初期設定時間を短縮したい
  • 営業リストや商品情報をサブページから補完したい
  • Google Sheets、Airtable、Notionへ直接つなぎたい
  • 少量で使い方を確認し、ページ数に応じたクレジット費用を管理できる

向いている人:営業、EC、不動産などで、自然言語、サブページ取得、スプレッドシート連携を重視する人。

向いていない人:無料枠は小さいため、多数ページを継続収集する場合はクレジット設計の確認が必要です。

無料・料金:Freeは6ページ/月。月払いStarter 15 USD、Pro 38 USD。年払いはStarter 9 USD/月相当、Pro 16.5 USD/月相当(割引表示は変動する可能性あり)。

使い方

  1. Chrome拡張を追加し、対象ページでThunderbitを開きます。
  2. AI Suggest Columnsで候補列を作り、必要な説明や列名を修正します。
  3. Scrapeを実行し、Google Sheets、Airtable、Notionなどへ出力します。

編集部レビュー:列提案が分かりやすく、最初の結果を早く得やすい点が強みです。一方、ページ数が増える業務ではクレジット消費とスケジュール上限を先に計算してください。

公式情報:https://thunderbit.com/pricing

10.Microsoft Power Automate

Microsoft Power Automateは、Web操作やデータ抽出を含む業務プロセス全体を自動化するRPA・ワークフロー製品です。デスクトップフローでブラウザを操作し、取得後にExcelへ書き込み、SharePointへ保存し、Teamsで通知するといった一連の流れを構築できます。スクレイピング専用ではありませんが、Microsoft 365環境の前後工程まで連結できることが最大の強みです。

Webデータ取得だけでなく、その後のExcel更新、通知、承認までMicrosoft環境で自動化したい人向けです。

こんな場合に選ぶ

  • 取得後のExcel更新、Teams通知、承認処理まで自動化したい
  • Microsoft 365を中心に業務データと権限を管理している
  • Web以外のデスクトップアプリ操作も同じフローへ含めたい
  • 専用スクレイパーの取得性能より、社内工程全体の連携を優先する

向いている人:Microsoft 365、Excel、SharePoint、Teamsを中心に業務を行う企業。

向いていない人:純粋な大量スクレイピングだけが目的なら、専用ツールのほうが設計と保守が簡単です。

無料・料金:クラウド等を試せる30日間の無料トライアルあり。Premiumは15 USD/ユーザー/月(年払い表示)。地域や契約条件で価格が変わります。

使い方

  1. Power Automateへサインインし、Desktop flowまたはCloud flowを作成します。
  2. ブラウザ操作、データ抽出、Excelへの書き込みなどのアクションを配置します。
  3. テスト実行後、必要に応じてスケジュール、通知、例外処理を設定します。

編集部レビュー:スクレイピング専門製品ではありませんが、取得後の社内処理まで一つのフローにできる点が強みです。Webページ変更時のUI要素修正は運用コストとして見込む必要があります。

公式情報:https://www.microsoft.com/en-us/power-platform/products/power-automate/pricing

11.UiPath

UiPathは、Webデータ抽出だけでなく、デスクトップ操作、文書処理、基幹システム連携、ロボット管理まで扱う企業向けRPAプラットフォームです。StudioやStudioXでブラウザ操作と表形式データ抽出を構築し、Orchestratorで実行、権限、監視、例外を統制できます。単純なCSV作成には大規模ですが、複数部門の自動化基盤へスクレイピングを組み込む場合に価値があります。

スクレイピングを含む全社的なRPA、文書処理、基幹連携を統制したい企業向けです。

こんな場合に選ぶ

  • 複数部門のロボット、権限、実行状況を一元管理したい
  • Web収集を文書処理や基幹システム入力と組み合わせたい
  • 監査、例外処理、有人・無人実行を企業基準で統制したい
  • すでにUiPathを導入しており、既存の運用基盤を活用できる

向いている人:権限、監視、ロボット管理、複数部門の業務自動化を一つの基盤で進めたい組織。

向いていない人:一つのWeb一覧をCSVにするだけなら、導入・学習コストが大きすぎます。

無料・料金:無料で試せる選択肢があります。Basicは25 USD/月から、Standard/Enterpriseは問い合わせ。利用資格とロボット数を公式条件で確認してください。

使い方

  1. UiPathアカウントを作成し、StudioまたはStudioXでプロセスを作ります。
  2. Use Application/Browserとデータ抽出アクティビティを使って対象項目を指定します。
  3. ExcelやDBへの保存、例外処理、Orchestrator実行を設定します。

編集部レビュー:Webデータ抽出は多機能な自動化基盤の一部です。既にUiPathを導入している企業では有力ですが、スクレイピング単体の比較では専用ツールと分けて評価すべきです。

公式情報:https://www.uipath.com/pricing

12.Scrapy

Scrapyは、Pythonでクローラーを開発するためのオープンソースフレームワークです。開始URL、リンク追跡、CSS/XPathによる抽出、データ整形、保存処理をコードで定義し、非同期通信によって多数ページを効率よく処理できます。完成済みのGUIツールではないため開発と運用設計が必要ですが、抽出ロジック、データ品質、配備環境を最大限に制御できます。

Pythonで高速かつ大規模なクローラーを開発し、抽出・整形・保存を完全に制御したい人向けです。

こんな場合に選ぶ

  • Python開発者がいて、長期的にクローラーを保守できる
  • 多数サイトや大規模データを自社要件に合わせて処理したい
  • 抽出、重複排除、保存、監視をコードで厳密に制御したい
  • ライセンス費より、開発自由度と自社基盤への統合を優先する

向いている人:エンジニアが保守を担当し、複数サイトや長期データパイプラインを内製する組織。

向いていない人:非エンジニアが今日から使う用途には向かず、JavaScriptページは追加構成が必要です。

無料・料金:オープンソースで無料。ただし開発、実行サーバー、プロキシ、監視、保守の費用は別途発生します。

使い方

  1. Python環境へScrapyを導入し、startprojectでプロジェクトを作ります。
  2. Spiderへ開始URL、CSS/XPath、次ページ処理を実装します。
  3. 小規模テスト後、CSV/JSON/S3などへ出力し、サーバーやジョブ基盤で運用します。

編集部レビュー:非同期処理と拡張性が強く、大規模内製の有力候補です。ただし「ソフトが無料」という理由だけで選ぶと、保守人件費がノーコード製品を上回ることがあります。

公式情報:https://www.scrapy.org/

用途別:結局どのツールを選ぶべき?

利用シーン優先候補判断理由
EC価格モニタリングOctoparse/Scrapy詳細ページ、ページ送り、定期更新に対応。社内の開発体制で選び分ける
営業リスト作成Octoparse/Thunderbit非エンジニアでもExcel形式のリストを作成し、繰り返し実行しやすい
一覧の単発出力Instant Data Scraper/Listlyブラウザ内ですぐ起動でき、少量データの取得に適する
複雑な動的ページOctoparse/ParseHubクリック、スクロール、詳細ページへの移動を視覚的に設定できる
Microsoft業務フローPower Automate取得後のExcel更新、Teams通知、承認処理まで連続して自動化できる
企業向けRPAUiPathロボット管理、統制、複数部門にまたがる業務プロセスに対応する
大規模な自社開発Scrapy/80legs開発自由度、API連携、処理規模を優先できる
国内サポート重視Octoparse/ShtockData日本語UIまたは日本語による導入・運用支援を受けやすい

AIワークフローへデータ収集をつなぐ方法

データ収集後にAIで要約、分類、競合分析を行う場合は、ファイルを毎回手動で受け渡すより、APIやMCPで収集工程をつなぐほうが効率的です。Octoparse MCPを利用すると、対応するAIプラットフォームやワークフローから自然言語でデータ収集を呼び出し、その後の分析へ渡す構成を検討できます。

スクレイピングを行う前の注意点

技術的に取得できることと、取得・保存・再利用してよいことは同じではありません。対象サイト、データの種類、取得目的ごとに判断してください。

  • 対象サイトの利用規約、robots.txt、API提供の有無を確認する。
  • ログイン後、会員限定、個人情報、著作物を必要以上に収集しない。
  • 短時間に大量アクセスせず、待機時間と取得件数を調整する。
  • 取得目的、保存期間、共有範囲、削除方法を社内で決める。
  • 業務利用や判断が難しいケースは、法務担当者または専門家へ相談する。

Webスクレイピングツールに関するよくある質問

質問1: Webスクレイピングツールはどのタイプから始めればいいですか?

初めての方には「クラウド型ノーコード」のOctoparseがおすすめです。インストール不要・無料プランあり・日本語サポート付きで、プログラミングの知識がなくても今日から使えます。Chrome拡張機能型(Web Scraperなど)は導入が最も簡単ですが大量取得には向きません。

質問2:無料のスクレイピングツールは業務でも使えますか?

小規模・単発なら使えます。ただしクラウド実行、件数、保存期間、API、商用条件が制限されることがあるため、無料の種類と利用規約を確認してください。

質問3:プログラミング不要でおすすめのツールは?

継続的な業務ならOctoparse、表示中の一覧を一度だけ取得するならInstant Data ScraperやListlyが候補です。ページ数と実行頻度で選ぶと失敗しにくくなります。

質問4:Chrome拡張機能とクラウド型はどちらを選ぶべき?

少量・単発ならChrome拡張、毎日・毎週の定期収集や大量データならクラウド型が適します。ブラウザを開いたままにできるかも判断基準です。

質問5:取得したデータをExcelへ出力できますか?

多くのツールがCSVまたはXLSXへ対応しています。Octoparse、Web Scraper、Instant Data Scraperなどで出力できますが、無料版の対応形式は製品ごとに異なります。

質問6:PCを閉じても自動収集できますか?

クラウド実行に対応するツールとプランなら可能です。Octoparse、Web Scraper Cloud、ParseHubの有料機能などが候補になります。

質問7:Webスクレイピングは違法ですか?

一律に違法・合法と決まるものではありません。利用規約、著作権、個人情報、サーバー負荷、データ利用目的を個別に確認してください。

まとめ

いかがでしょうか。この記事ではWebスクレイピングツールについて詳しく紹介しました。Webスクレイピングツールは、無料かどうかだけでなく、データ量、頻度、ページ構造、出力先、サポート体制で選ぶ必要があります。現在のページを一度だけ表にするならChrome拡張で十分ですが、詳細ページ、定期実行、クラウド、チーム共有が必要になるほど、専用のノーコードツールが有利です。

迷った場合は、同じ公開ページから同じ10〜20件を取得し、①設定時間、②欠損と重複、③ページ送り、④再実行、⑤出力後の整理時間を比較してください。非エンジニアが継続運用まで見据えるなら、OctoparseのFreeプランでAI自動検出とワークフローを確認するのが現実的な第一歩です。

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