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【初心者必見】Webスクレイピングの方法をわかりやすく解説!

約5分で読めます

Webスクレイピングは、インターネット上のデータ収集やリスト作成の自動化などに役立つ便利な技術です。しかし、Webスクレイピングに興味はあるものの、ITの専門知識やプログラミングスキルを持たない方からすれば、敷居が高いと感じてしまう方も多いでしょう。

そこで今回は、プログラミングの知識・経験がない方でも、Webスクレイピングを簡単に実行できる方法を紹介します。本記事をご覧いただくことで、初心者の方でもWebスクレイピングを活用できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

初心者にWebスクレイピングが難しいと言われる理由

そもそも、なぜWebスクレイピングは難しいと言われるのでしょうか。ここでは、Webスクレイピングが難しいとされる理由を5つ解説します。

プログラミング学習に時間と労力が掛かる

初心者がプログラミングを学び、Webスクレイピングを自力で実行するためには、相当な学習時間と労力が必要です。コードは基本的に英語で記述され、それぞれの意味を理解してコーディングすることは簡単ではありません。

近年では、プログラミングスクールなどの学習環境は整いつつありますが、そもそもプログラミングに対して興味や知的好奇心がないと、学習を続けること自体が難しく感じるでしょう。

全てのWebサイトが同じではない

世の中には無数のWebサイトがありますが、その構造はそれぞれ異なります。基本的なHTMLコンテンツのWebスクレイピングは比較的容易ですが、実際には複雑な仕様のWebサイトが数多く存在します。

また、同じWebサイトでもリニューアルなどで構造が変化する場合も少なくありません。Webスクレイピングを行うには、サイトの構造に合わせてWebスクレイパー(スクレイピングロボット)を調整する必要があります。例えば、PDF、CSV、Excelなどのファイルからスクレイピングを行うには、都度メンテナンスが必要です。

Webページの構造が複雑

多くの人気Webサイトは、HTMLやCSSに加えて、JavaScriptやAJAXといった複雑なプログラムによって構築されていることにより、スクレイピングが一層難しくなります。

また、ログインが必要なサイトや、動的にデータが変更されるサイトでは、Webスクレイパーが複雑な処理を求められるため、それに対応した設定が不可欠です。

スクレイピング防止対策への対応が求められる

Webサイトを持つ企業の多くは、自社のデータを保護するためにWebスクレイピングを防止する対策を講じています。対策を講じられたWebサイトは、スクレイピングボットを検出すると、アクセスをブロックします。

具体的なアクセスブロックには、CAPTCHAの導入や特定のIPアドレスのブロックが挙げられます。これらの対策を回避するには、IPアドレスの変更やプロキシの利用が必要です。これらのスクレイピング防止対策は常に進化しているため、それに対応し続けるための知識と技術が求められます。

スーパーサーバーが必要

少数のページをスクレイピングするのと、数百万ページを対象にするのとではやり方が全く異なります。大規模なスクレイピングには、I/Oメカニズム、分散クローリング、通信、タスクスケジューリング、重複チェックなどのスケーラブルなシステムが必要です。

これらの負荷に耐えるためには、高性能なサーバーが求められます。スーパーサーバーの設定や運用には専門知識が必要であり、初心者が扱うことは現実的ではありません。

Webスクレイピングの活用事例

Webスクレイピングを行えば次のような業務な場面で活用でき、今まで手作業で行っていた作業時間を大幅に短縮することができます。以下の表では、主なWebスクレイピングの用途と対象サイトの例をピックアップしました。

用途対象サイト例
不動産物件の情報を収集するSUUMO、LIFULL HOME’S
店舗の住所や電話番号を収集するYelp、Yellowpage、iタウンページ
ECサイトの製品情報を収集するAmazon、楽天、eBay
クチコミの評価点数やレビュー内容を収集するAmazon、楽天、Google Maps、Youtube
社会的な言及を識別するためのSNS上の反応を収集するYoutube、Twitter(X)、Tiktok
さまざまな研究トピックのデータを収集する論文サイト
ホテルや航空券などの情報を収集するBooking.com、Airbnb、じゃらん
転職サイトから求人情報を収集するIndeed、リクナビNEXT
イベントの開催スケジュールを収集するローチケ、ウオーカープラス

上記以外にもWebスクレイピングはさまざまなシーンで活用できます。詳しい活用事例を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【活用事例】Webスクレイピングでビジネスを成長させる方法30選

Webスクレイピングの仕組みとは?

Webスクレイピングは、ウェブサイトからデータを自動的に抽出する技術です。しかし、その仕組みを正確に理解するには、IT初心者にとってやや難解に感じられるでしょう。ここでは、Webスクレイピングの仕組みを理解するために、データ収集までの流れをわかりやすく解説します。

  1. ターゲットサイトの選定:どのウェブサイトからデータを抽出するかを決定します。例えば、Amazon、リクナビNEXT、iタウンページなど、目的や用途に合わせて選択しましょう。
  2. HTML構造の解析:ターゲットサイトのHTML構造を解析します。HTMLはウェブページの骨格を形成する言語であり、各要素(テキスト、画像、リンクなど)の配置や構造が定義されています。
  3. データ抽出のロジック作成:解析したHTML構造を基に、どの部分からデータを抽出するかを決定します。この際、特定のタグやクラスを指定してデータを抽出するロジックを作成します。
  4. HTTPリクエストの送信:Webスクレイピングツールは、ターゲットサイトにHTTPリクエストを送信します。これは、ウェブブラウザがページを表示する際に行うリクエストと同様です。
  5. レスポンスの取得:ターゲットサイトからのレスポンス(HTMLデータ)を受け取ります。このデータには、ページの全コンテンツが含まれています。
  6. データの解析と抽出:受け取ったHTMLデータを解析し、事前に決定したロジックに基づいて必要なデータを抽出します。
  7. データの保存:抽出したデータを保存します。保存形式はCSV、Excel、データベースなど、用途に応じて様々です。

Webスクレイピングツールのメリット

Webスクレイピングツールを使用することで、さまざまなメリットがあります。ここでは、具体的なメリットを詳しく解説します。

効率的なデータ収集が可能

Webスクレイピングツールを使用する最大のメリットは、効率的にデータを収集できる点です。従来の手動によるデータ収集では、膨大な時間と労力が必要でしたが、ツールを活用することでその手間を大幅に削減できます。

ツールは自動化されたプロセスでデータを収集するため、短時間で大量のデータを取得することが可能です。これにより、マーケティングリサーチや競合分析などの業務が迅速に進められ、ビジネスの意思決定をサポートします。

正確なデータの取得が可能

Webスクレイピングツールは、プログラムに基づいて正確にデータを抽出します。手動でデータを収集する場合、人為的なミスが発生する可能性がありますが、ツールを使用することでそのリスクを大幅に減らせることは大きなメリットです。

また、ツールを使うことで一貫した方法でデータを取得し、フォーマットの整ったデータを提供するため、後続の分析や処理がスムーズになります。結果として、データの品質が向上し、信頼性の高い情報に基づいた意思決定が可能になるでしょう。

コスト削減が可能

Webスクレイピングツールを利用することで、データ収集にかかるコストを大幅に削減できます。従来の手動データ収集には、人的リソースや時間が多く必要でしたが、ツールを使えばそのコストを削減できます。

また、外部業者にデータ収集を依頼する場合と比較しても、ツールを導入することで長期的なコスト削減が期待できるでしょう。これにより、限られたリソースを他の重要な業務に集中させることができ、全体的な業務効率が向上します。

多様なデータ形式に対応可能

Webスクレイピングツールは、さまざまなデータ形式に対応しているため、必要なデータを柔軟に取得できます。テキストデータだけでなく、画像や動画、音声データなどもスクレイピングすることが可能です。

これにより、幅広い用途でデータを活用でき、マーケティング戦略の多様化や、新しいビジネスチャンスの発見に繋がります。多様なデータ形式に対応できることで、より豊富な情報を収集し、分析の精度を高めることができます。

リアルタイムデータの取得が可能

Webスクレイピングツールを利用することで、リアルタイムでデータを取得することができます。特に、市場のトレンドや競合の動向をタイムリーに把握することは、ビジネスにおいて非常に重要です。

ツールを用いて定期的にデータを収集することで、最新の情報を常に手元に置き、迅速に対応することが可能になります。これにより、迅速な意思決定と柔軟な戦略調整が実現し、ビジネスの競争力を高めることが可能です。

簡単に扱えるWebスクレイピングツール3選

世の中のIT技術は日々進歩しており、Webスクレイピングツールもユーザーの使い勝手や利便性を追求するために、バージョンアップを繰り返しています。ここでは、簡単に扱えるWebスクレイピングツールを3つ紹介します。

Octoparse

公式サイト

Octoparseは、コーディング不要でWebスクレイピングが行えるツールです。このツールは視覚的に操作できるため、プログラミングスキルを持たない非エンジニアやIT初心者でも簡単に利用することができます。特にOctoparseでは、ワークフローデザイナーを使ってスクレイパーを作成し、ブラウザ上でその動作を視覚的に確認できるため、編集が容易です。

また、AI機能を搭載しており、自動でウェブ要素を検出し、スクレイピングの設定をサポートします。さらに、クラウドベースのソリューションを提供しており、24時間365日データ収集を効率的に行うことが可能です。IPローテーションやCAPTCHAの自動解決など、豊富な機能を備えているため、複雑なウェブサイトのデータ収集にも対応できます。

Crawl Monster

公式サイト

Crawl Monsterは、SEOやウェブサイトの技術的な問題を包括的に分析できるクラウドベースのツールです。このツールは、ウェブサイトのコンテンツをクラウドに保存し、簡単に検索、分析、問題の特定を行うことができます。特に優れている点は、カスタム抽出機能を使って、任意のデータを収集し、レポートを生成できることです。

また、リアルタイムでサイトをモニタリングし、技術的な問題やSEOパフォーマンスを継続的に監視する機能も備えています。これにより、ユーザーはサイトの最適化に必要なデータを迅速に得ることができ、効果的なSEO戦略を立てることができます。

Helium Scraper

公式サイト

Helium Scraperは、直感的なインターフェースを提供するWebスクレイピングツールで、初心者でも簡単にデータ抽出を実現します。このツールの特徴は、複数のブラウザを使用して高速なデータ抽出を実現する点です。ユーザーは事前定義されたリストからアクションを選択して追加するだけで、シンプルなワークフローを構築できます。

また、より複雑なシナリオに対応するために、独自のアクションを定義したり、カスタムJavaScriptを使用することも可能です。さらに、プロキシローテーションや類似要素検出、リスト検出などの高度な機能を備えており、複雑なWebサイトのデータ収集も効率的に行えます。

ツール以外でWebスクレイピングを行う方法3選

初心者がWebスクレイピングを行うには、Webスクレイピングツールだけでなく、プログラミング言語やライブラリを活用する方法もあります。ここでは、VBA、Beautiful Soup、Sequentumの3つの方法について、それぞれ詳しく解説します。

VBA

VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft ExcelやAccessで利用できるプログラミング言語です。VBAを使えば、Excelシート上で直接Webスクレイピングを実行できます。この方法のメリットは、Excelユーザーにとって馴染みのある環境でスクレイピングを行える点です。

例えば、VBAを用いて特定のWebページにアクセスし、必要なデータを抽出してExcelシートに自動的に貼り付けることができます。これにより、手動でのデータ入力作業を省き、効率的にデータを収集することが可能です。VBAのスクリプトは比較的簡単に学べるため、プログラミング初心者でも取り組みやすい方法と言えるでしょう。

VBAを使ったスクレイピングの方法を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

【初心者向け】Excel (エクセル)VBAを使ってWebスクレイピングを実践する方法を解説!

Beautiful Soup

Beautiful Soupは、Pythonで使用される人気のあるHTML解析ライブラリです。このライブラリを使うことで、複雑なWebページのHTML構造を簡単に解析し、必要なデータを抽出することができます。Beautiful Soupの利点は、そのシンプルで直感的なAPIにあります。Pythonの基本的な知識があれば、短時間で強力なスクレイピングスクリプトを作成できます。

例えば、特定のタグやクラス名を指定してデータを抽出することができ、取得したデータをCSVやExcelファイルに保存することも容易です。Beautiful Soupは、データ解析や機械学習の前処理にもよく使用されるため、幅広い用途で活用できる強力なツールです。

Pythonを使ったスクレイピングの方法を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

PythonでWebスクレイピングする入門ガイド【サンプルコードあり】

Sequentum

Sequentumは、エンタープライズ向けのWebスクレイピングサービスです。高度なデータ抽出が必要な企業や研究機関に適しており、大規模なデータ収集プロジェクトにも対応可能です。Sequentumの特徴は、その高度なカスタマイズ性とスケーラビリティです。

例えば、複雑なWebサイトのデータ構造にも対応できる強力な解析エンジンを備えており、リアルタイムでデータを収集して分析することができます。また、Sequentumはデータの品質管理や法的コンプライアンスにも配慮されており、信頼性の高いデータ抽出が可能です。企業のデータ戦略を支える重要なツールとして、多くの業界で採用されています。

まとめ|将来性の高いWebスクレイピングを使いこなそう

世の中では日々どれくらいのデータが生成されているかご存知でしょうか。現在では1日あたり2.5エクサバイト(EB)※のデータが作成されています。そして、その90%以上のデータが過去2年間に作成されました。このデータ量の加速度的な増加に伴い、大量のデータをいかに素早く収集して分析し、意思決定に結びつけることの重要性がますます高まっています。
※1エクサバイトは10億ギガバイト相当

データ活用時代において、Webスクレイピングは特に注目を集める技術となっています。従来、手作業で行っていたデータ収集も、Webスクレイピングを活用することで、初心者でも正確かつ迅速に行えるようになりました。これにより、人間はよりクリエイティブな作業や、ユーザーが喜ぶサービスや商品の開発に集中することが可能になります。

データの重要性が増す現代において、Webスクレイピングは非常に有用なスキルとなるでしょう。ぜひ、今のうちからWebスクレイピングを習得し、将来のデータ活用に備えましょう。

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